真夜中のミステリー【岩手】

昨日はお昼からスタートして、平均時速22km/hで走り、
順調な一日だった。
夜はパーキングエリアの片隅にテントを設営し、
そこで眠りにつくことにした。
ちくわをあてに日本酒を嗜むという、
そんな夜だった。

明かりのある所にテントをたてたので、
テント内は明るい。
明るいところにテントをたてているので、虫がたくさん寄ってくる。
といっても、蚊ではなさそうなのでまだいいが。
時にはアマガエルが張り付いていたりもする。
テントがなかったら、どうなっているのだろうか。
しかし今日は暑かった!
暑くて、汗が出てくる。
心拍数も高まって来た。
まるでサウナに入っているようだ。
これでは暑くて眠れない。
そう思ってテント外側のフライシートを外した。
フライシートとは、雨を弾く防水シートのことだ。
しかしこれでも、暑いのに変わりはなかった。
このテントは通気性に優れている訳ではない。
そのおかげで、寒い時はテント内が暖かくなって助かるのだが・・・。
まさか暑くて眠れないとは、想像の範囲外だった。
私は近くのコンビニに行ってビールを買い、テントの中で飲んだりした。
すると眠たくなり、2時間ほど寝ていたようだ。
それからブログを更新したり、
音楽を聴いたりしていた。
眠れない夜は何故、もう聞き飽きたはずの歌を聴いたりするの・・・?

 

 

 

その後、だいぶ前に古本屋で買った
東野圭吾さんの予知夢というミステリー小説を読むことにした。
私は本を読むのは、どちらかというと好きな方だ。
学生の頃は人並みに読書をしていた。
しかし仕事を始めてからは、忙しくて読む暇がなくなってしまった。
この旅も、走ったりブログを書いたり、
洗濯やらなんやかんやでそこまで時間的余裕がある訳でもないが、
こんな眠れない夜にはうってつけだった。
しかし、私はミステリー小説を買ったことをひどく後悔することになった。
ミステリー小説とは、簡単にいうと
名探偵コナンや金田一のような感じの、
謎めいた殺人を解き明かす、というものだ。
短編ミステリーがいくつか収録されたこの本は、
例えばこんな話が収録されている(ウィキペディアより)

 

 

 

第5章・予知る(しる)

マンションの一室で女が首を吊って死亡した。向かいにはもう一つのマンションがあり、そこには女の不倫相手が住んでいた。カーテンを開ければ部屋の中も見ることができる位置だ。女は相手の男に電話をかけ、「奥さんと別れなければ覚悟がある」といい、自分の部屋にあるパイプハンガーに紐がかけられているのを見せ、首を吊ったのだ。不倫相手への当てつけの自殺、ということで事件は片付いたかに見えた。

しかし、捜査をしていた刑事が、不倫相手の男の隣の部屋に住んでいる女性から不思議な話を聞く。女性の娘が事件2日前、同じ部屋で女性が首吊りをするのを見たことを話していたのだ。少女が自殺を予知したのか…。同僚から話を聞いた草薙は強引に湯川を連れ、捜査に乗り出す。少女の話では「2~3日前の夜中に目が覚めてカーテンを開けると、女性が首を吊るのを見て、気を失ってしまった。しかし、その部屋の女性は翌日、ベランダで楽しそうに電話をしていた」ということだった。そして、湯川は少女の話から、この自殺が「芝居」によるものだという仮説を立て、そのトリックを推理していく。

 

 

 

といった具合だ。
こんなミステリ小説を深夜の2時頃に読むのは非常に怖いものがある。
熱中して読んでいると、離れたところにある体が不自由な方のためのトイレから、女の人が出て来た。
いつから入っていたんだ?
まぁ、いい。
私は、この頃は面白くないなと感じた本は最後まで読まなくなってきた。
小説に限らず、色んな本でそんな傾向がある。
でも、著名な方が書く小説はやはり面白く、引き込まれるものがある。
たとえ怖くたって、ページを送る手は止まらなかった。
2時間ほどかけて、読み終えた。
外はすっかり朝になっていた。
テントの外に出ると、女の人が
「よく眠れた?」
と聞いてきた。
霧に包まれた朝だった。

 

駐車場には、ばかでかい資材を積んだトラックがいた。
こういうトラックの邪魔にならないように、
走っていかないとな。
私はただ、フラフラ自転車で旅行しているだけだからな・・・。

霧深い朝だ。
車道の道幅は狭く、
加えてトラックの往来が激しい。
深夜から早朝にかけての国道4号線は、トラックの独壇場だ。
ご覧のように歩道は走りづらいので車道を走りたいところだが、
霧深くて視界が悪いのに、ライトを点灯させて走っているドライバーが少ない。
これだと、対向車の発見が遅れてしまう。
私が仮に車道を走っていたとして、
それを抜きにかかったトラックが対向車を発見した場合、
私を避けるために空けたスペースを縮めてくるはずだ。
そうなると私はトラックにすれすれで抜かれてしまうことになるだろう。
それは危険だ。
人は、少し先の未来なら想像することができる。
でも、恋の行方は想像ができないみたいだけど( ・∇・)
まぁ、安全にかえられるものはない。
今日も安全走行でいこう。

 

しかし、10km走ったところで眠気が襲ってくる。
耐えきれずに、朝7時に開店したばかりのマックに寄って、
少し仮眠をとることにする。
しかし、相当に眠たくて、
机に突っ伏して寝ないとどうにも収まりそうにないし、
30分や1時間程度寝たところで回復しそうにもない。
そりゃそうだ。
昨日は2時間くらいしか寝ていない。
それからミステリー小説を読んで、こわかったしな・・・。
でも、深夜ならまだしも、
開店したばかりのお店でマジ寝するのはお店に迷惑だろう。
この近くにあったネカフェに行って、眠ることにした。

 

 

ー6時間ほど眠った。
料金1,700円なり。
高い昼寝代だ。
昨日はせっかく野宿をしたのに、これじゃあ意味なかったじゃないか。
四国にはお遍路小屋があって、
そこで昼寝もできたんだけどな。
あんな場所があるのは、四国だけだね。

途中道の駅で甘酒と団子を食べた。
あまざけはとても甘かった。
甘酒は、米のデンプンを麹菌が酵素の力で糖に変えることで甘さを出すらしい。
この甘酒は麹の代わりに酵素を使うことで麹のくせのある味を消しているとのことだった。
でも、かなーり甘くて、私は甘すぎない甘酒が好きなのだということが分かった。
でも、砂糖を使っていないのにこれほど甘いというのも、すごいなと思ったけどね。
その後に団子アソートを食べたもんだから、調子狂うほど甘々になった。
自分にも、甘いよ!

 

その後も調子は一向に上がらず、夜になった。
野菜ジュースも飲んでいるし、
塩分補給、水分補給も問題ない。
ただ、寝不足が影響しているようだ。
とにかく気持ちが走りについてこない。
・・・。
「とにかく気持ちが走りについてこない」
走っていると、気になっていたにんたまラーメンというお店を見つけたので入店する。
にんにくたまごラーメンの略で、にんたまラーメンだそうだ。

 

600円にしては、ボリュームがある感じだ。
しょうゆラーメンだが、
背脂の浮いたこってりとしたしょうゆラーメンだ。
にんにくのパンチも効いていて、
食べたらスタミナがつきそうな、そんな感じのラーメン。
僕はけっこう好きかな(^_^)

 

 

 

ラーメンを食べた後走っていると、
中高生に立ち漕ぎで抜かれてしまった。
チェーンからカラカラ音をさせながら抜かれてしまった。
抜き返そうと思ったが、今日は疲れている・・・。
が、
「蹴散らしてやる!」
ぶち抜いておいた。

その後マックでブログを書く。
今日もネカフェに泊まろうかな。
北海道行きのフェリーがある青森までは、
あと250kmだと道路標識に書いてあった。
あと3日くらいか。
長いけど着実に進んでいる。
今日みたいに調子の上がりきらない日もあるけど、
確実に前には進んでいるんだ。
焦らずに行こう。

 

 

今日のマックのコーヒーは、しぶい。

 

◆Next







 



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