フェアレディZ33 デフオイルを交換する

フェアレディZ33 デフオイルの規定量と指定油脂について

*前期〜中期型フェアレディZに搭載されているVQ35DEエンジンの場合(取扱説明書より)

・規定量:1.4ℓ

・指定油脂:日産純正デフオイルハイポイドスーパー (API:GL-5, SAE:80w-90)

・ドレンボルト締め付けトルク:30~39N・m (3.1~3.9kg・m)

・ドレンボルトガスケット

交換日誌

今日もZに乗っている。

連れに言わせれば”ぜっと”
会社の人は、”フェアレディ”って呼んでいた。
いや〜、いいね!どちらで呼んでもかっこいいよ!
 
さて、浮かれている私であるが、気になる事がある。
中古で買ったため、納車時にエンジンオイル&フィルターは交換してくれたようだが、
ミッションオイルとデフオイルは交換されていない。
納車時の走行は40,000km。
今までに交換したことはあるのか?分からない。
自分の車なのに、把握できていない箇所があるということが気になる。
また、ミッションのフィーリングがあまり良いと感じていないので、
ミッションオイルを交換してみたい。
 
それから思い立ったミッションオイル&デフオイル交換作業。
最初はお店に頼もうかと思ったが、自分でやってみたいと思った。
オイルがどれくらい汚れているのか、自分の目で確かめたかったためだ。
しかし、ミッションオイル交換は難しそうだったので、簡単そうなデフオイル交換から挑戦した。
 
デフは、マフラーの前方にあった。
このために買った低床スロープ(¥3,000-)に乗せて車高を稼いでいる。
しかし、純正車高の状態ならスロープなしでも作業できる。
デフオイル交換で一番の鬼門は、ドレンボルトとオイル注入用ボルトが緩むかどうかということだろう。
ここが緩みさえすれば、オイルは抜けるしオイルをどうにかして注入することができるはずだ。
 
私は、10mmの六角レンチをあてがい、足で蹴ることで緩める事ができた。
しかし体勢が非常に厳しく、また力を入れるために体を地面に押し付け、手で車体を掴みながら足で六角レンチをじわじわと蹴るという
高等な技術であった。注意点は、絶対にボルトを緩める方向に蹴っていることを確認することであった。
なんとかボルトは緩んだが、こんな格好を誰かに見られたら、
車に挟まれていると思われて救急車を呼ばれかねないので注意が必要だ。
 
排出されるオイルは汚れていた。
この瞬間だけは、出てくるオイルは粗悪であるほどよい。
これから新油を入れるのだから、古くて汚いほど交換しがいがあるというものだ。
 
ドレンボルトには鉄粉が付着している。
メーカー純正で、このようなマグネット付きボルトが採用されていることは、
バイクのドレンボルトに付けるマグネット付きドレンボルトというのは、意義があるということなのだろう。
 
綺麗に掃除してやる。
いい仕事をしてくれていたようだ。
 
排出したオイル。
くさい。
鉄粉も多い。
今まで交換されていたかどうかは、怪しいところだ。
 
新しいオイルを入れる。
仕事の合間にオートバックスで買ったものだ。
1,4Lなので、2缶使用する。
オイルを入れるのに使うのは、右の”iremono”だ。
これは、スクーターのギヤオイル交換、エンジン分解時のオイル差し、バイク、自転車のチェーンにオイル差しとして、キャブレター同調時のガソリン補給用などなど、
多岐の用途に使用してきたユーティリティマルチプレイヤーである。
 
粘度の高いデフオイルをおもむろに温め、入れていく。
しかし”iremono”のノズル先端が2mmしかなかったため、1,4Lのオイルを入れるのに1時間ほどかかってしまった。
先端を少し切って注入口の径を5mm程度に拡大してやると、作業性が上がりはかどった。
ミッションオイル交換時は3Lほど入れなければならないので、新たな武器を手に入れなければならないと感じた。
なにせ、デフオイルを入れるために車の下にずっと潜っているため、
また車に挟まれていると思われて救急車を呼ばれかねない。
 
交換完了。
 
少し走りに行く。
デフオイル交換の感想だが、全然違いが分からない。
今度は、ミッションオイル交換にチャレンジしよう。
 
少しずつ自分の車になっていく。
でも、今回のデフ周りの作業で気づいた事がある。
Zに多いと言われている”デフマウントブッシュ”という部品の劣化が、私のZにも起きていた。
これも交換しなければならない・・・。
10万円くらい見ておけばいいのかな?
中古車を買う際は、いろいろと覚悟が必要である。
でも、メンテナンスをしていく過程で、どんどん車が本調子になっていくのを楽しむ事ができるならば、
あながち悪いことでもない。
 

今回使用したデフドレンボルト用ガスケット。デフオイルはお好みで

・ドレンボルトガスケット








 



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