19年経過、15万km走行でグリスが抜けたアイドルプーリーのベアリングを交換
作業日 2024年4月
走行距離 159,000km
オーバーヒートしたZのラジエター交換作業をしている時に、補器ベルトの張りを調整するアイドラープーリーを手で回して点検してみたところ、
べアリングのグリスが切れかかっているのか、微かにシャーというか、コロコロ・・・という音とざらついた振動を感じたため、
プーリーを取り外してベアリングの状態を確認してみました。
点検の結果、プーリーのベルト当たり面は交換が必要なほどの摩耗はなかったため今回はプーリーAssy交換ではなくベアリングを交換することにしました。
今回使用したもの(使用数3つ *前期~中期のVQ35DE用)
使用数は3つですが、失敗した時のために1つ多めに買っておきました😄
前期〜中期型はこれでイケると思いますが後期型のVQ35HRエンジンはベルト補器類のあたりも変更があるため、同じものでイケるかどうかは分かりません🧐
今回使用したベアリングは元々付いていたものと同じ両面ラバーシールのベアリングで、抵抗は大きめですが防塵性能が高いものになっています。
作業の様子
作業の流れとしては、まずエンジンアンダーカバーを外してアイドラープーリー中央のロックナットを軽く緩め、
下側のアジャストナットを緩めてベルトの張りを緩くしてやります。
アイドラープーリーが外れるくらいにベルトが緩んだらアイドラープーリー中央のロックナットを外してアイドラープーリーを取り外します。
左側のパワステ・オルタネーター側と右側のエアコン側に小さいアイドラープーリーがそれぞれ1つずつついています。
パワステ・オルタネーター側には上部にももうひとつ大きめのアイドラープーリーがありますが、今回は小さい方のみ作業を行いました。
取り外したプーリーのベアリングの様子です。
NTN製のものが付いています。ベアリングの品番はTMB301LUと見えます。
回した感じは大きな異音はないものの、グリスが切れかかっているのか抵抗は少なくてよく回ります。その反面ザラついた回転フィーリングがあるという感じでした。
この状態のまま使い続けるとその内に異音が出てきそうな感じです。
パワステ・オルタネーター側に付いているプーリーはベアリングが2個重ねて圧入されている関係で、手前のベアリングにグリスを入れることができても奥側のベアリングにはタッチできないので交換することにします。
もう一つの方は6301DULXというベアリングが入っていました。
状態はだいたい似たような感じでした。
ベアリング外周部分を温めながらソケットでどついたり、万力を駆使してベアリングを外しました。
温めてやることでかなり作業が楽になりました。
というより、温めないと全く抜けませんでした😭
ベアリングを抜く時にかなり温めたので外したので、ラバーシールド部分が熱で溶けています🧐
ベアリングを入れる時は温めすぎないように、人肌程度の温度で圧入していきました。
新しいベアリングを入れる時は古いベアリングはもちろん、27mmのソケットもちょうど良いサイズでした。
後は元通りに組み付けます。
エンジンをかけてももちろん異音がなく、スムーズに回転しているのを見ると気持ちいいですね!
これでしばらくは大丈夫そう😄
ちなみに、プーリーとワッシャー、ナットの組み付け順はそれぞれ微妙に異なります🧐
組み付け順についてはこちらのサイトが参考になると思います。
今回使用したもの(使用数3つ *前期~中期のVQ35DE用)
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