2022年10月に岡山陸運局で4回目のユーザー車検を受けてきました。
今回は自分の備忘録も兼ねてブログを書いていきます。
初めてユーザー車検を受ける方や岡山陸運局でユーザー車検を受けたことがあるけど、
最近のユーザー車検で以前と変わったことはないか知りたいという方の参考になれば幸いです。
ユーザー車検にかかる費用は車や経過年数によっても異なりますが、私の2005年式フェアレディZで
今回のユーザー車検にかかった費用は58,510円でした。
ユーザー車検にかかった費用の内訳
重量税(1,500kg以下、13年経過) | 34,200円 |
自賠責保険 | 20010円 |
検査代 | 2200円 |
*ヘッドライトテスター代 | 2100円 |
合計 | 58,510円 |
*ヘッドライトテスター代は光軸調整の必要がない場合は不要
ユーザー車検を受ける流れ 2022年版
ここからは、実際にユーザー車検を受けた時の流れを説明していきます。
特に改造しておらず、年式が新しい車の場合はそれほど面倒なこともないのですが、
改造してあって、年式が古くなってきた車の場合には、
車の状態が法規に違反していないか、整備が必要な箇所はないか?など、
ユーザー車検を受ける前の点検が大事になってきます。
ユーザー車検を受ける前の点検
ユーザー車検を受ける前の点検は欠かせません。
点検の結果異常があり、整備が必要な場合は整備を行います。
まず日常点検として、
- 冷却水、パワステ、ブレーキ、クラッチリザーブタンク等の容量確認
- バッテリーが弱っていないか(年数が経っていたり、弱っている場合は交換)
- パワステやエアコンベルトに痛みはないか(亀裂が入っている場合などは交換)
- タイヤの状態、空気圧の点検
- ホイールナットの緩みがないか点検
- サイドブレーキ引きしろの調整
- (Z33の場合)壊れやすいラジエターファンは2基とも動いているか確認
などの点検を行いました。
これらは車検とは関係なく、常日頃から点検することが重要な項目となっています。
また、車を検査する際に下回りの点検をされるのですが、
その際に検査する人が点検しやすいように、
下回りの洗浄
もしておいた方が良いです。
そして、車検にあたって重要なチェックポイントは以下の通りです。
- 最低地上高9cmを確保しているか(一般的には9cmだが車によって必要な最低地上高は異なる)
- 各灯火類は正常に点灯するか(ウィンカー、ハザード、ポジション、ライト、テール、ナンバー灯)
- ウォッシャー液の点検、ワイパーが作動するか?ワイパーの拭き取りに問題はないか?
- ホーンが鳴るか?ステアリングのホーンボタンにホーンマークはあるか?
- タイヤのはみ出しがないか?
- ホイールナットのゆるみがないか?
- 車体下ドライブシャフトブーツ、各種ブッシュなどに損傷がないか?
- 車体下まわりのボルト類に緩みはないか?
- ヘッドライトの光軸は合っているか?
- ブレーキ、サイドブレーキは正常に効くか?
- 社外シフトノブに交換している場合、シフトパターンが分かるシールなどがあるか?
*下のリンクはフェアレディZ33用のものです。
5速ミッション車やリバースの位置が異なる場合は車種に合ったシフトパターンシールが必要です。
車検の法律は時々変わることがあります。
最近では、ナンバープレート表示に関する事が厳しくなったり、
逆にタイヤのはみ出しについては、少し緩くなっています。
そのため、2年前は大丈夫だったけど今回はダメだった・・・、という事もあり得るため、
ユーザー車検を受ける前には新しい基準が設けられていないか、確認する必要があります。
ユーザー車検に必要な書類の確認 2022年版
点検が終わったら、ユーザー車検に必要な書類をチェックします。
今回必要だったのは、
- 車検証
- 自賠責保険証書(今かけているものと、次の2年間分の証書。次の2年間分の保険証書が無ければ、ユーザー車検当日に陸運局で自賠責の更新をすることもできます)
- 点検整備記録簿(無くても一応可)
です。
数年前は毎年5月頃に徴収される自動車税の納税証明書も必要でしたが、
現在ではコンピュータ管理されており、自動車税納税証明書は必要ありません。
自分の車両をユーザー車検する場合は自筆のサインでいいので、認印なども必要ありませんでした。
点検整備記録簿は無くても車検を通すことができますが、
無い場合は後日点検を受けたかどうか確認するハガキが送られてきます。
整備を行った際に、点検整備記録簿を記入してそれを持っていった方がいいかと思います。
点検整備記録簿は、車を買った時についてくるメンテナンスノートに付録として載っています。
メンテナンスノートが無い場合は、ネットで
と調べるとダウンロードできるPDFファイルが見つかりますので、
コンビニのコピー機などを利用してプリントアウトし、利用することができます。
ユーザー車検の予約
点検・整備を終えて車検に必要な書類が揃ったら、ユーザー車検の予約をします。
ユーザー車検の予約については、
から予約を行うことができます。
予約は前日から可能です。
私は10月中旬に車検を受けましたが、岡山陸運局はさほど混み合っていないようですんなりと予約が取れました。
ただし、自動車業界が忙しい時期は変わってくるかもしれないので早めの予約がおすすめです。
予約ができたら、予約した日にちと時間に検査場へ向かいます。
※軽自動車のユーザー車検は、検査場所が異なります。軽自動車のユーザー車検は軽自動車検査協会になります。
実際にユーザー車検を受けたレポート(岡山運輸支局の場合 2022年版)
ここからは実際にユーザー車検を受けた時のレポートになります。
今回は午後の第3ラウンドで車検を受けました。
受付時間は12:45〜14:00で、
検査時間は13:00〜14:15です。
もし検査で不備があればもう一度検査レーンに並んだり、別の時間帯に受け直す事もできます。
事務手続き
岡山陸運局は2つの棟に分かれているのですが、
最初は5番窓口のユーザー車検手続きのところに行きます。
そこで事前に予約しておいた予約番号を伝え、車検証を提示します。
受付では以下の
- 継続検査申請書
- 重量税納付書
がもらえました。
1と2の必要書類を受け取ると、受付の横にあるバーコード読み取り機で車検証の下部にあるQRコードを読み取るように指示されました。
その通りに車検証のQRコードを読み込ませると、コピー機から3.自動車検査表が出てきます。
この3つでユーザー車検に必要な書類が揃いました。
その後、1.継続検査申請書と2.重量税納付書を記帳台で記入します。
記入例が用意されていますし、記入する箇所も少ないのでとても簡単なものになっています。
書類の記入は初めてでも難しくないです。
見本
自賠責保険の加入手続きと重量税納付
書類の記入が終わったら、20番窓口で重量税と検査代を支払いました。
ここで一つ注意点があります。
重量税と自賠責保険の支払いは2022年の時点では現金のみとなっていました。
ユーザー車検でも5万円~ほどかかりますので普段現金ではなくキャッシュレス決済が多い方は注意が必要です。
2年後にはキャッシュレス決済ができるといいな〜と思いつつ、現金で支払いを済ませました。
次に、隣の20番窓口で自賠責保険料金を支払います。
2022年10月時点では、自賠責保険24ヶ月で20,010円でした。
自賠責保険については事前に加入しておいてもいいですが、
どこで加入しても金額は変わらないので、私は陸運局で加入するようにしています。
時間もさほどかかりません。
これらの事務手続きが終わると、後はそのまま検査レーンへと移動します。
もし分からないことがあれば、窓口で聞くと丁寧に教えていただけます。
検査レーンに入り、検査を行う
岡山運輸支局ではいくつか車検レーンがありますが、1番レーンと2番レーンが小型コースになっています。
1番と2番レーンのどちらでもいいので、空いている方に並びます。(小型車でない場合やバイクの場合は違うレーンになります)
業者の方もいるので手慣れた人が多いですが、私のようなユーザー車検であろう方も見かけます。
今回は4回目のユーザー車検ではありますが、職員の方に付いてもらいながらレーンを進んで行きました。
検査レーンに入って検査を待っている時、他の車はみんなボンネットのロックを解除して待機していたので、
私も真似をしてボンネットのロックを解除して検査を待ちました。(通っぽいかなと思い)
あらかじめボンネットのロックを解除しておく理由としては、検査する際は車体番号を確認するためにボンネットを開けるのですが、
それがスムーズに行えるように事前に開けておく人が多いのかなと思いました。
なお検査レーンでボンネットを開ける時は自分で開けます。
これは多分、自分で開け閉めした方がトラブルが起こらないためだと思います。
検査レーンに入ると、灯火類(ウィンカー、ハザード、ポジション、ヘッドライト、テールランプ)
の検査、ワイパーとウォッシャーの検査、ホーンの検査が行われます。
次に、ボンネットを開けて車体番号とエンジン番号の確認が行われます。
また、検査官が実際に灯火類などの操作をして問題が無いかどうかもチェックされます。
少し車内も確認されますが、この時に社外ステアリングに交換していてホーンマークが無かったり、
社外シフトノブに交換していてシフトパターンの表示がない場合は指摘があり、改善しないと車検に合格できません。
次に、レーンを進んで車体下まわりの検査が行われます。
地面に穴が空いた場所に車を停めると、その間に検査官が下回りの検査をします。
この時にブーツやブッシュ類に損傷があると指摘され、車検に合格できません。
また、すぐに交換をするというのが難しい部分なので、必ず事前に点検しておきたい箇所です。
点検が終わったら、今度はローラー台に移動してスピードメーター、ブレーキ、サイドブレーキの検査です。
それが終わると、光軸検査になります。
ロービーム、ハイビーム共に左右測定し、問題なければ車検合格となります。
今回は光軸とマフラー音量で引っかかる
今回は一発合格とはいかず、光軸とマフラー音量で引っかかりました。
光軸については岡山陸運局を降りたところにある岡山テスタセンタさんで調整してもらいました。
ヘッドライト光軸調整料金は2,100円でした。
テスター屋さんで光軸調整を行った後に検査レーンに並び直し、再び光軸を測定し合格となりました。
4年前に岡山運輸支局の敷地内にある共同テスター屋さんで調整をお願いた時は3,240円だったので、
個人的には今回行った岡山テストセンタさんがおすすめです。
対応もとても良かったです。
マフラー音量は精密測定した結果問題なし!
マフラー音量の上限値は車の年式によっても異なりますが、私のZの場合は96dbが上限です。
検査レーンでの音量測定ではハンディタイプの簡易的な測定器で計測するのですが、
その計測器で音量を測った結果、96,9dbと上限値をオーバーしていました。
アクセルを吹かしている間の音量はさほどでもなかったのですが、アクセルを一気にオフした時のバブリング音?で一気に音量オーバーになっていたようです。
そのため後で精密測定用のレーンに並ぶように言われました。
精密測定用のレーンでは、エンジンの回転数をイグニッションコイル付近から正確に測る機械を使い、
音量測定する機械もかなりゴツイ(高そう・・・)ものでした。
音量上限を超えませんように・・・と思いながら測定を見守っていましたが、
結果は94dbでした!
精密測定の結果問題なしということで、車検合格となりました。
それでも結構ギリギリだけど・・・
まとめ
ひとまず車検合格で一安心です。
これでまた2年間乗れる!これからもよろしくZ!
車検を通したのでこれからもZで気持ちよく走っていきます。
車検の取得お疲れさまでした!
大きなトラブルなくドライブ動画観られることを楽しみにしています!