初めてニューテックのオイルに交換してみました
今回はフェアレディZ33に初めてニューテックのオイルを入れてみました。
今回使用したのはニューテックのNC-51というオイルで、大体1Lあたり2,500円程度のオイルです。
私がこれまで使ってきたオイルの中では最も高額なオイルですが、
知人の方にニューテックのオイルをおすすめされたので使ってみることにしました。
そこで今回は、ニューテックのオイルに交換して感じたことなどを書いていこうと思います。
オイルの粘度の違いについて
と、その前に、フェアレディZ33のオイル指定粘度は5w-30です。
今回使うニューテックのNC-51は0w-30ということで、指定粘度の5w-30と比べて低温側が柔らかいオイルになっています。
*数字が小さい程やわらかいオイルになる。前半の0wや5wは低温側、後半の30という数字は高温側の粘度を示す。
Z33のオイル指定粘度とは少し外れていますが、問題なく使えるのか?という疑問がありますが、
低温側が柔らかい分には、問題なく使えるようです。
nismo ( ニスモ ) エンジンオイル COMPETITION OIL type 2108E 0W30 (1L) KL000-RS331
上のリンクはニスモの0w-30オイルの商品リンクですが、
フェアレディZ33に積まれているVQ35DEエンジンや、VQ35HRエンジンにも使えると書かれています。
オイルの許容トルクは 約43kgf·m(約410ps)
との事なので、ある程度パワーの出ているエンジンにも使えるみたいです。
日産純正NISMOスポーツオイル Formulated by MOTUL SN-Plus 0W30 4L エンジンオイル KLANN-00304
こちらもニスモの0w-30のエンジンオイルですが、
こちらのオイルも問題なくZ33に使えるようです。
指定オイル粘度でなくても、使える場合はあります。
0w-30以外にも、5w-40など高温側がかたいオイルも問題なく使用できます。
問題となるオイル粘度について
0w-30のオイルが指定粘度5w-30のZ33に使えるという事は分かりましたが、
逆に、推奨しないオイル粘度もあります。
・低温側の粘度がかたい場合(例:指定粘度が5w-30に対して10w-30など)
これは車両にもよりますが、Z33の場合は低温側の粘度がかたい場合に、
可変バルブタイミング機構に悪影響を及ぼし、エンジンオイルが冷たい走り始めの時などに
2000rpm付近で回転がボコついて吹け上がらなくなるハンチングという症状が出る事があります。
ハンチングが必ず起きる訳ではないですが、それを抜きにしてもZ33に10w-30のオイルを入れるメリットはないと思います。
・高温側の粘度がやわらかい場合(例:指定粘度が5w-30に対して0w-20など)
高温側の粘度が指定粘度よりやわらかい場合はエンジンの性能を発揮できなかったり、エンジンにダメージが及ぶ可能性があります。
燃費性能を追求した車ではオイル指定粘度が0w-20や0w-16といった車もあり、そういった車に使う分には問題ないです。
私はZ33に0w-20のオイルを試しに使用したことがありますが、
上り坂などでトルクが落ちるなど、乗っていてあまり良いフィーリングではなかったのですぐにオイル交換したことがあります😅
ニューテックのオイルに交換
さぁ、オイル粘度について書いたところで、実際にオイル交換をしていきます。
これまで使っていたオイルはワコーズのプレステージSというオイルです。
今回6,000kmほど使用して交換しました。
ワコーズ PRO-S30 プロステージS 0W30 高性能ストリートスペックエンジンオイル E225 4L E225 [HTRC3]
こちらも低温側が0wとやわらかいオイルだったので、
冬場の寒い時期でも走り始めのエンジンの回転が軽い感じがして、気に入っていました。
エンジンが暖まっても問題なく、気持ちエンジンが静かに回っているような印象を受けました。
ニューテックのオイルを注入
オイルを抜き、ニューテックのオイルを注入です。
オイルはなんとなくねっとりした感じです。(あくまでなんとなく)
交換後、エンジンをまわしてしばらく放置した後にレベルゲージでオイル量を確認してオイル交換完了です。
オイルは大体6,000km程度で交換しています。
ニューテックのオイルに交換して200kmほど走った感想
ここから、ニューテックのインプレッションをしていきます。
オイル交換後、50km程度街乗りと軽い峠道を走りました。
街乗りの時点では、全くと言っていいほどオイル交換した違いが分かりませんでした。
ニューテックのオイルに交換したからというより、オイル交換したかどうかも分からないような感じで、
(自分は違いのわからない男なんだ… …)
と自分を責めそうになったほどです。
しかし、かろうじて分かったことがありました。
それは峠のきつい下りを3速のエンジンブレーキを使って下っている時でした。
とてもエンジンブレーキがスムーズで、雑味なくエンジンが回っている印象を受けました。
加えて、これは気のせいかもしれませんがエンジンブレーキの効きがほんの少し弱くなったような気がしました。
後日、120km程度山道を走る
後日、キャンプに出かけました。
60km制限でアップダウンのある山道を走っていったのですが、
2000~2500回転あたりで巡航している時、やはり雑味なくスムーズにエンジンが回っている印象を受けました。
街乗りではやはり、なんの違いも感じられなかったですが、エンジンを回せば回すほど
エンジンがスムーズに回っている印象を感じとることができました。
パワーがどうとか、トルクがどうとかは分かりませんでしたが、気持ちよくエンジンが回る感じは分かりました。
50km走った時よりも、100km、150kmと距離を重ねた方が違いを感じることができました。
オイルがエンジンに馴染んだのでしょうか?
高いオイルを使う価値はあるのか?
しかし、4Lで4,000円を切る価格で買える純正オイルと比べると、
今回使用したニューテックのNC-51は4Lで約10,000円と高価です。
純正オイルとの差額6,000円分の違いがあるのかというと、それは微妙なところです。
使うかどうかは、価値観によるところが大きいと思います。
私は、車検の時とか、ロングドライブに出かける時とか、
何か気合いを入れたい時にはニューテックのオイルを使ってみようかな、と思いました。
高いけれど、エンジンのフィーリングが良いためです。
気になる方は、試してみてください。
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