昨日はフリークスというネカフェに泊まった。
座席表は店内入口に設置されていて、パソコンの画面とかではなくて、
ボード式の立体的な作りのものだ。
そこで好みの席のマグネットを取り、
会員証と共にマグネットを差し出すと利用できる。
ネカフェを使い慣れていない人には、きっとちんぷんかんぷんだろうな。
今日はペアシートにした。
その名の通り2人で利用する事を考慮された、少し広めの席である。
以前利用した時に、広いブースで気に入ったのだ。
ということで自分のブースに期待をして入ったのだが、
フラットマットではなく、ソファが置いてあるタイプだった。
しかもそのソファは、微妙に寝にくい・・・!
枕になる部分が高すぎて首が痛いし、
ソファの長さが足りなくて足を伸ばせない。
10箇所くらいあるペアシートのうち、2箇所だけこのようなソファのシートだった。
どうやらハズレを引いたようだ。
席の変更を店員さんにお願いしてもよかったのだが、
席を変えてもらってもいいですか?
と言うのが、どうも男らしくないような感じがするので、
そのまま耐えることにした。
今度からは、座席をチェックしてから席を選ぼう!
そう思ったのだった。
今日は車の雑誌を見るにとどめて、そうそうに眠ることにした。
今日は9時間以内の利用に収めれば、料金が1,500円で済む。
ソファでは眠れないので、床にマットを敷いて眠ることにした。
天井には照明があったが、パソコンのテーブルを引き出すとそれがちょうど
照明を遮ってくれたので、眩しい思いをすることなく眠りやすかった。
翌朝、目が覚めるとまだ、眠い。
もう少し寝ていよう・・・。
そんな事を繰り返していると、予定していた時間をオーバーしてしまった。
9時間1,500円コースが、
12時間2,000円コースになってしまった。
それでも、今日は難所を越えていくので
しっかり睡眠をとって、集中力がある状態に持っていきたい。
大人しく二度寝をするのだった。
そして、走り出す。
ここまでよく頑張っている自転車を写す。
書くこともないので自転車の説明をしよう。
アルプス号は、2007年に閉店したアルプスのお店で作られた。
オーダー車らしい。
オーダーしたのは私の父だ。
アルプス号のフレームは、ハイテンという素材でできていて、
普通のママチャリに使われている鉄よりも丈夫な鉄だ。
ハイテンよりもっと丈夫な鉄はクロモリと呼ばれる。
フレームを作ったのはトーエイというところらしい。
アルプス号にはイタリアやフランスの部品も多く使われていて、
レトロでありながらお洒落な雰囲気もある。
走行性能も悪くないが、
ハイテンフレームで少し重いのと、ギア数が現行車と比べると少ない。
また、部品が古いものなので中々部品が手に入りにくかったりする。
この旅で色々トラブルもあったものの、結構気に入っている。
もともとは父の自転車ということで、
自分のもののように改造することはなかったが、
父は最近古いロードバイクを手に入れ、
自転車を3台所有しているため、
このアルプス号は僕のものとして扱おうと、こっそり思っている。
乗らないで朽ちていくよりはいいだろう!( ・∇・)
でも改造する時は、こっそりやらないといけないな。
父には父なりの、アルプス号の在り方・・・
みたいなのがあると思うので、
「こういう改造しようと思うんじゃけど・・・」
とか言ったら反対されてしまう。
こっそりやるのだ。
今日は福井県の国道8号線を走っていく。
ここは自転車日本一周において、一つの難所と言われることもある。
道幅が狭く、交通量が多く、トンネルもあって、
しかもトンネル内で道が曲がっていて見通しが悪い道が続く。
特に敦賀から北に上がっていく場合は上り坂が多いため、危険だ。
南越前から南へ敦賀に向かう方面は、下り坂が多いので少しはましになる。
実際に走って見ると、1つ目のトンネルが全長1,000mを超える長さで
車道が狭く、トンネル内で道がカーブしていた。
車道は大型車が行き来していて危ないので、
横にある歩道と呼べるかどうか分からないような歩道を走ることにした。
それが上の写真なのだが、
ぬかるんだ泥の上を走らなければならず、道幅も狭いため慎重な走行が求められた。
ぬかるみはそれほど深さがある訳ではなかったため、
気をつけて走行すれば前輪がとられることはなかった。
気をつけるのは、トラックが通過して行くときの走行風によって
バランスを崩さないようにすることと、
ペダルを漕がないニュートラルな状態では直進安定性が弱まってしまうため、
リアブレーキをかけてスピードを落としてでも、
ペダルを漕ぎ続けて後輪に駆動力を与え、直進安定性を高めるようにしたことだ。
かなり集中力がいるので、朝しっかり寝ておいたことは正解だったと思った。
長いトンネルを抜けると景色が広がってきた。
これから下りセクションが主になってくる。
時々上りもあるが、大体下りだ。
道がカーブしている覆洞をいくつか走る。
道路状況は写真の通りで、
路肩は狭く、大型車が行き違う場面では自転車がその横を
通行できるほどのスペースが残らなくなる。
よって、通行するタイミングが重要である。
下り坂なので、必死に漕げば下り坂の慣性も加わるため
時速は40km/h以上、頑張れば50km/h以上で走れる。
この時は最高で56km/hだったが、もっと高速寄りのギアなら60km/hくらいは出せたように思う。
これくらいスピードが乗っていれば、後続車に抜かれる機会も少ない。
まるでバイクのように、堂々と走っていけるのだ。
でも後続車が来ていたら、一旦止まってやり過ごす。
そして流れが途切れたところで再び走り出す。
マリオというゲームで、上から迫ってくる壁をしゃがんでやり過ごすような、
そんなイメージだ。
大型車が連続走っていき、その後を普通車が走って行く。
その後は後続がいない。
今だ・・・!!!
ガンガン加速して、時速50km/hで下り坂のトンネルを抜けて行く。
道は下り坂で、カーブが多い。
先頭は大型車なので、そこまで流れは速くない。
カーブで減速せざるを得ないためだ。
といっても、自転車にとっては速い流れだ。
なんとかついていく。
速いスピードなら、危険な区間もすぐ終わる。
そんな調子で走り抜くことができた。
しかし、トンネル区間が終わった後も道幅が狭く、
危ないことに変わりはなかった。
自転車で走ると危ないと言われている
福井の国道8号線を実際に走ってみた。
私は下り坂の多い南下するルートだったため、
そこまで危険を感じずに走ることができたものの、
北に上がって行くルートでは上り坂になってしまう。
上り坂だとスピードが出ず、どんどん車に抜かれることになるだろう。
なす術がないのだ。
それは結構危ないと思う。
そのため、北に上がって行く場合は迂回路を選択するのが賢明だと思う。
また、国道8号線以外にもこういう危険な道は存在する。
特に山間部の道に多い。
岐阜や長野にもこういう道はあった。
そういう道をどうしても走らなければならない時は、
交通量の少ない時間帯を選ぶなど、
危険回避に努めないと怖い思いをしてしまう。
自転車で安全に旅をするには、運だけではなくて
テクニックも必要なのだ。
敦賀に着いた。
敦賀の街並みには道路脇に駐車できるスペースが設けられていて、
そこに車がスコンとはまっていた。
他の地域では見たことがなかったので、写真を撮ってみる。
こういう駐車帯があると、道沿いの商店街も利用しやすそうだ。
敦賀の町の工夫なのだろう。
敦賀の町でマックに寄り、
ブログ作業を行う。
ここでは、店員さんが
今まで通ったマックの中では一番の美少女だった!
アイドルのようだった。
しかし、仕事が終わったのか途中から店員さんが
熟女に代わって、
それが今日一日の一番残念だったことだった・・・( ; ; )
なんて平和な一日なんだろう笑
そういうことにしておこう!
敦賀の町にはネカフェはなく、
寝るとしたらどこか河川敷などで野宿することになりそうだ。
道の駅はこれから峠へと進んで行ったところにあるらしい。
時刻は19時でもう辺りは暗くなっているので、
これから人里離れて山に向かって行くのは気が引ける。
でも、走っていかなければならないようだ。
気合いを入れて走って行こう!
滋賀を抜けて、京都、大阪、兵庫と行って岡山まで!
自分も、自転車も、持つかな?
気張って行くぜ(`・∀・´)
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