RACE【滋賀〜京都】

昨日は福井から敦賀に抜ける国道8号線を走った。
難所と呼ばれているだけあって、スリリングな道のりだった。
夜は敦賀の街で泊まろうかと考えたが、
敦賀にはネカフェがない。
そこでビジネスホテルも調べて見たが、
一泊5,000円程度するようなので見送った。
国道161号線を滋賀に向けて走ったところに道の駅があるので、
そこで泊まろうと考えた。

 

 

今日向かう道の駅は
マキノ追坂峠(おっさかとうげ)
というところ。
峠という漢字は山の上下と書くだけあって、
まさしく山の中にあるのだろう。
夜に峠へ向かって走って行くのは、
郊外から街へと向かうのとは違い、心細いものだ。
峠に入る前の最後のコンビニでお酒を買っておこう。

 

 

ヘルメットを被ったままコンビニに入り、
ハイボールだけ買うことにする。
食料やお酒は、事前にスーパーで買っておいた。
でももう一本買い足しておこうと思ったのだ。
お酒を買う時、レジの店員さんが
指で四角を形作りながら、こう言った。

 

店員さん「何か・・・、年齢を確認できるものをお持ちですか?」

 

 

おおぉ
これはガチで僕を、未成年と疑っているな。
レジのお兄さんは、多分僕とそんなには歳が変わらないだろう。
30代くらいに見える。
僕は小さく笑いながら免許証を見せた。

 

 

店員さん「・・・すいませんね。・・・おぉぉっと・・・!ありがとうございました」

 

店員さんちょっと焦ってたな笑
ぼく29さいなのに。
この旅で年齢確認されたのは2回目だ。
ハタチを迎えてから今日に至るまで、
時々年齢確認をされてきて、
まぁいつかされなくなるだろう。
と思っていたが、
やっぱり僕は若く、幼く見えるらしい。
こんなにエロいのに。

 

 

・・・はっ!

 

 

もしかしたら、内からみなぎるエロパワーが、
童顔と相まって余計に若く見せているのかもしれない!
そうだな・・・。
そういうことにしておこう・・・!
枯れてきたら、たぶん年齢確認されなくなるんだろうな。

そして走って行く。
国道161号線は交通量が多い!
しかもトラックばかりだ。
トラック5連団が通り過ぎて行く。
ここに入る前は片側二車線だったが、
トラックが並走していて、車道を走っていた僕の自転車の
30cmくらい横をトラックが走り抜けていった。
片側二車線だけど、トラックが並走している状態だから
車道を走っている僕を避けるスペースがなかったみたいだ。
流石に恐ろしいと思った。

 

 

それから峠に入っても、怖さは変わらない。
はっきり言って、この道を夜に走るのは失敗だった。
敦賀の町にとどまり、朝になってから走るべきだった。
それくらい危なかった。
路肩がないので車道を走るが、どちらの方面も大型車が多く、
時には僕のせいでトラックの行き違いができないため、
後ろにきたトラックが停車して、対向車がいなくなるのを待つほどだ。
まぁ、それは道幅の関係なので昼でも夜でも変わらない。
そして街灯があまりないので真っ暗だ。
加えて上り坂でスピードが出ない。
立ち漕ぎで何とかスピードを維持して走って行く。
今僕を動かしているゼンマイは、恐怖心という力で巻かれている。

 

 

でもパニックになってもしょうがない。
夜にこの道を走ることは失敗だったが、
今できる走りをしよう。
まずは、後ろから来るトラックのエンジン音をよく聞くことだ。
減速しているかどうか、音で聞き分ける。
あとはヘッドライトの光が動くかどうかだ。
減速したり、ヘッドライトの向きが変わるようなら、
こちらに気付いていて避けて走ってくれるが、
そのどちらもない場合は気づいていない可能性もある。
直線を走っていれば、遠くからこちらを確認する時間があるが、
カーブの後などではこちらの発見が遅れる可能性もあるためだ。
もし、こちらに気づいていない可能性があると感じたら、
端に停車したりしてやり過ごす。
端ギリギリまで寄っておけば、よほどのことがない限り接触はしないだろうと考えたのだ。

 

必死に走って行くと、片側交互通行になった。
自転車は最後尾を走る。
最後尾の僕が走り抜けると、対向車線が通るようになる。
すなわち、しばらくの間は後続車が来ないということだ。
今のうちに走っておく。
後ろから車の気配がしたら、少しでも広いところに停車して
後続車をやり過ごす。
片側交互通行なので、
後続車のかたまりが通過したらその後はまたしばらく後続車が途切れる。
その繰り返しだ。
後続が途切れたところで走りだす。
こうして、冷静に走って行く。
思いがけずパニックになってしまうこともあるだろう。
でもパニックになっていても、良いことはない。
パニックになるような非常事態に陥った時こそ、
これまでに蓄積してきた経験を生かして乗り切るのだ。

 

 

上り坂が終わったら、下り坂へと突入する。
道は真っ暗で、僕の自転車のライトじゃあほとんど見えない。
時速は60km/h近く出る。
それくらい、ここまでの上りも急だったということだ。
曲がりくねった道を走る。
まるでゲームのようだ。
でもこれはゲームじゃあないんだぜ・・・!
転ぶと痛いんだぞぉ〜!!
と思いながらも、全く減速する気は無い。
さっきまでは怖い思いをしていた。
でも今は解き放たれている。
そうすると、とても生きている実感が湧いてきて
気持ちいいのだ。
風邪をひいたら健康のありがたみが分かる。
離れたら友人のあたたかみを感じる。
僕はそういうところがあるのだ。
もしかしたら他の人にもそういう気持ちは、あるかもしれない。
だから今は、コケようが減速はしない!
ロックンロール魂で行くぜ!

 

そして道の駅に着いた。
大型車ばっかり!
高速のPAかと思うほどだ。
こんな大型車にバンバン抜かれてきた。
今日は道の駅のベンチで休むことにする。
でも相変わらず、蚊に刺される。
虫除けスプレーを体にかけて、また寝る。
・・・
・・

 

朝になった。
今日は寝た記憶がない。
寝返りだけはコロコロうったものの、ひとときでも寝た覚えがない。
まぁ、横になって休めただけましだ。
朝になったら爪を切ったり、サンダルを磨いたりした。
白いサンダルは白いままだ。
驚きの白さ。
でもさすがにボロくなってきて、綺麗に履けるのはそろそろ限界みたいだ。
九州・沖縄では新しいサンダルで行こうかな。
もう少し、頑張ってくれよ!

 

気持ちのいい山中の朝。
さぁ!走って行こう。

 

 

ゲームでは、この矢印の上に乗るとスピードアップするんだ。
ピュイン!
ピュイーーン!!!
僕もその気になってスピードを上げて行く。
60km/h近いスピードで。
走り出して2分でこのスピード!
昨日は本当に、峠で寝たんだな。
寝れてないけどな・・・!!

 

すぐに、琵琶湖に出た。
琵琶湖の湖周道路を走る。
琵琶湖一周、通称ビワイチをする人のために、
サイクリングロードも設けられていた。
ちなみに案内標識にもBIWAICHIと書かれていたので、
ビワイチは正式名称みたい。

 

琵琶湖は大きくて海のようだが、
海と違うのは潮風の匂いがしないことと、
波がほとんどなくて穏やかなことだ。

 

サイクリングロードを走っているのに、
時々へんぴな所を走らされる(-.-;)y-~~~
その後はスーパーのイートインコーナーで3時間ほどうとうとしていた。
寝てないので流石に眠い。
ぼーっとした状態で走ると危ないから、目が冴えるまで休憩した。

 

 

目が冴えてきたので走り出す。
のんびり走っていると、一台のロードバイクに抜かれた。
体にフィットするサイクルウェアを着込んでいて、
しかもサイクルウェアは色あせている。
走り込んでいるのだろうか?
足は細めだが贅肉がなく、肌の色は黒い。
速そうに見える。
でも、速そうなオーラは感じなかったのでついていってみることにした。
信号待ちで追いつくと、その人はヘルメットをかぶっていない。
サイクルウェアを着ているなら、ヘルメットをかぶったほうが様になると思うのだが・・・。
そして、イヤホンもしていた。
音楽でも聴いているのだろうか?
あと発進する時、チェーンからギィギィと油が切れている音がしていた。
この人は、見た目はそれっぽいが素人だろうと判断し、
どの程度着いていけるか、試してみることにした。
相手はロードバイク、こちらは荷物を積んだランドナー。
どこまで着いていけるか。

 

 

相手はなぜか、上り坂に弱いみたいで上り坂の度に失速していた。
立ち漕ぎをしていたから、ペースを落としている訳ではなさそうだった。
相手は軽いロードバイクなのに、こちらの方が有利だ。
僕の方が馬力があるのだろう。
しかし、抜くとなると難しい。
平地では28km/h程度で巡航していたから、
上り坂で抜くことはできても、その後の平地で突き放す走りをしようとするなら、
結構しんどい思いをしなければならない。
こちらはサイドバッグがついていることもあり、空気抵抗が大きいのだ。
下り坂では、最高速の出るギアが足りないため、
これも相手のロードバイクの方が有利だ。
この条件下では、追い風の上りしか
スマートに抜くことができない。
追い風ならば空気抵抗を受ける面積が大きくとも、
追い風下ならばそれが有利に働く。
そして上り坂はこちらの方が速い!
その条件をじっと待って走っていたが、
いつの間にか街中に入り・・・、
京都に着いてしまった笑
追走を始めてから40km、休憩無しだ。
でも、なんだかレースしているみたいで楽しかった♪( ´▽`)

 

走っていると、時々こうやってレースをすることがある笑
ウェアやヘルメットなどの装備がきちんとしていて、
走りの動きに無駄のない人や、
足の筋肉が異常・・・笑
な人は大抵速い。
そういう人はゆっくり走っているように見えて速いため、
着いていこうという気にもならない。

 

 

レース?を終えて休んでいると、
雲行きが怪しくなってきた。
一雨来そうだ。
案の定雨が降り出して来たので、高架下で雨宿り。
雨が止み、進行方向の雲行きを確認したら走り出す。
しばらく雨のようなので、マックでブログを書いておこう。
今日は京都市内のネカフェに泊まって、
明日は京都にいる後輩のところに行ってみようと思う!

 

 

アルプス号はよく走る!(`・∀・´)

 

◆Next







 



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)