ひとり酒【北海道】

昨日は2泊したネカフェから飛び出して、東大沼キャンプ場というところまでやってきた。

 

 

そして朝。
朝といっても、二度寝三度寝を繰り返して起きたのは15時をまわったところだった。
昨日寝床についたのは20時のことだから、相当な時間を休養にあてることができた。
起きたはいいが、食料がない。
昨日セイコーマートという北海道に主に分布しているコンビニで買った、スパゲッティは昨日の夜に食べてしまったので、
朝食べるものがない。
まぁそれは、これから支度して走って行けば食べるところもあるだろうが、
今日もここに泊まろうと思っていたので、
仕方なく買い出しにいくことにした。
昨日ネットで注文したスポークは、ここから40km程度離れた街に3日後に届くという。
まだまだ、余裕があるため、
今日はここでもう一泊するのだ。

 

 

さて、買い出しに行く前に自転車の後輪の振れ取りにチャレンジしてみた。
スポークの締め加減によって、ホイールが左に振れたり、右に振れたりするのだが、
よーくホイールを見て、スポークを締めたりする。
結局、たいして振れを取ることができなかったが、
走りながら後輪をのぞいてみると、
前は
ぶれんぶれんぶれん・・・
だったものが、
ぶれぶれぶれぶれ・・・
くらいにはなったみたいだ(°▽°)
ちょっとはましになった!
さぁ、コンビニまで買い出しだっ!
主だった荷物はテントに置いて、身軽になった自転車で買い出しへ向かう。
いつもより10kgくらい軽いかな?
漕ぎ出しも、軽い。
装備重量が軽いと、漕ぎ出しの加速が軽い。
路面から伝わる振動は、荷物が無い分ソリッドな感触で伝わってくる。
時速は30km/hくらい、けっこう頑張って漕いで行く。
昨日日暮れに走った時よりも明るくて、
綺麗な緑が目に入る。
不安が無い分、風景を見る余裕がある。

 

 

そうしてコンビニに辿り着いた。
キャンプ場から8km離れていた。
今食べる分と、今日のごはん、今日のお酒と明日の朝ごはんも買っておいた。
店内にイートインスペースがあったので、
そこでザンギ弁当を食べる。
北海道では鳥の唐揚げをザンギという。
女の店員さんが2人、ぺちゃくちゃと喋っているが、
お客さんが来た途端に、
「いらっしゃいあせーっセイコーマートへようこそぉーっ」
と高い声で対応していた。
なんという変わり身の術!

 

 

ご飯を食べたら、またキャンプ場まで逆戻り。
ペダルをぐいぐい踏んでいく。
荷物が軽い分、上り坂で失速しにくいようだ。
上り坂の前でぶりをつけて、30km/hで進入したとする。
荷物を積んでいれば、
30km/h,25km/h,20km/h….
と減速するが、
荷物が軽いと
30km/h,28km/h,26km….
というように、減速がゆるやかだ。
上り坂に関しては、やはり荷物が軽い方が圧倒的に有利みたいだ。
後ろにつけてるサイドバッグも、一個は外してテントに入れてきたから、
スピードを出した時の空気抵抗も少なく感じる。
スピード出して、広い道路と森の中を突っ切ってゆけば、
北海道に来たなぁって感じる。
今日は本州はとても暑いみたい。
でも北海道は、涼しいよ。
逆光に照らされてすね毛が、輝いてる。
カーブを曲がると、湖に太陽が反射して見えた。
それを横目に見ながら、加速していく。
速度が40km/hに達すると、
さすがに息も切れてきて、風にたなびくTシャツがうっとうしくなる。
空気抵抗との戦いだ。
そうこうしていると、キャンプ場に戻ってきた。
日が暮れないうちに、近くにある温泉に行くことにする。
と、その前にキャンプ場の散策もしておこう。

 

外は大きなテントばかり。
家族でキャンプに来たみたいだね。

チェアをいくつも並べて、湖畔を眺めながらコーヒーをたのしむのだろうか(^_^)
ゆっくりとした時間がキャンプ場に流れている。

私のテントは、陽の当たらない、
トイレの裏という好立地だ。
冗談だよ?
まぁ、すぐトイレに行けるのは好立地には違わないんだけど・・・。
なんとなく嫌だからって理由でみんなから避けられている場所のようだね。

 

キャンプ場から2km程度離れた温泉へ向かう。
途中から道はオフロードになった。
未舗装路というやつだ。
でも硬く締まった路面だから、走りやすい。
アルプス号はランドナーと呼ばれるカテゴリーに属しているが、
そういったランドナーは、こういうオフロードもしっかり走れる。
温泉に着くと、汗を流してひとときのリラックスタイム。
しかし、時刻は19:20。
もうすぐ日が暮れてしまうので、足早に温泉を出た。

暗い林道は、とても怖いためだ。
長く温泉につかっていたいところだったが、良い判断だった。
ところが、一本道を間違えてしまい、心細い思いをした。
昔の人はきっと、寝る前に焚き火をしていたんだろうな・・・。
火をみると暗い夜でも安心するし、動物は火を怖がるからね・・・。
きっと、昔の人もこういう暗闇は、怖かったんじゃないかなぁ。
しばらく走って、知らないところに出たが、
そこからキャンプ場はあまり離れていなかったので助かった!
人の声と気配が、これほど愛おしく感じるとは・・・、
とりあえず、戻れてよかった。
ちくわをあてに、日本酒を呑もう。
時々ギターも練習する。
静かに弾くようにしたら、そこまで響かないから助かる。
小さな子供がいたり、犬がいたりと、
キャンプ場は22:00頃までは割とにぎやかだ。
でも、そこからはピタッと静かになる。
みんなマナーがしっかりしているのかな。
私もひとり酒とひとりギターを気のゆくまでして、
それから眠りにつくことにしよう。
明日はお世話になったここのキャンプ場を脱出して、
もう少し北に行ったところの街まで行こうかな。
早く、自転車のスポークがコンビニに届いて、
それを取りに行きたいな。
まぁ、まだ北海道に入ったばかりだ。
焦らずゆこう。

 

 

すでにほんのり酔っている( ・∇・)

 

◆Next







 



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