ロアアームブッシュをニスモ&ホワイトラインに交換!【フェアレディZ33】

ロアアームブッシュが抜けたのでニスモ&ホワイトラインのブッシュに交換

Z33のウィークポイントの1つにロアームブッシュが抜けるという症状があります。

私のZも時々ロアアームブッシュが抜けていないか点検していましたが、走行距離が170,000キロ超えたあたりで

少しロアアームのブッシュが抜けているのを発見しました。

 

ロアアームがブッシュがを抜けかけているのを発見してからはブッシュの抜ける速度が速くなり、

しまいには上の写真の状態までロアアームブッシュが抜けてきました。

この状態で走っていても特に異音や振動などは感じないのですが、ハンドルを切るたびにトーのアライメントがずれて落ち着かないというか、

なんだかびしっと真っ直ぐ走らないという状態になっていました。

 

そこで今回はロアアーム先端のブッシュをニスモの強化ブッシュに交換し、

ニスモに設定がないサスペンション下部のブッシュをホワイトラインのブッシュに交換することにしました。

交換の様子はYouTubeでも紹介していますので、気になる方はぜひ動画もご覧ください😄

このページでは、ロアアームブッシュ交換の際に使った道具や交換後のインプレッションなどを書いていきます。

 

使ったもの

まずは今回使用したものを紹介していきます。

交換するブッシュはニスモのブッシュとホワイトラインのブッシュを使用しました。

 

ニスモブッシュ 54560-RRZ30

 

 

ホワイトライン W52992

 

使用した工具類

今回はブッシュを交換するために12トンまで圧力をかけることができる油圧プレスを購入しました。

ロアアームブッシュの交換は油圧プレスでなくとも、手動タイプのブッシュ抜き工具でもいけるとは思いますが、

実際に手動タイプの工具で作業したYouTubeの視聴者の方によると、手動でブッシュを交換するのは結構大変な作業のようです。

 

とはいえ油圧プレスは非常に場所を取りますので、油圧プレスを導入するのはちょっとと言う方は、

ブッシュ交換済みのロアアームに交換するか、お店で作業してもらうのが良さそうですね( ‘-‘   )

 

油圧プレスは3万円くらいで購入しました。

重さが50kgくらいあります・・・。

重いしでかい… …( ‘-‘   )

 

 

油圧プレスがあっても、それだけではブッシュを抜くことはできません。

ブッシュを抜くために、必要なコマ(ソケット)なども購入しました。

 

まずはセット品になっている圧入ツールセットを購入しました。

しかし、このタイプだとブッシュを抜くのには少々使い勝手が悪い面がありました。

このような商品はブッシュよりもベアリング向けの製品だと思います。

 

 

ブッシュを抜く時にはこういった中空タイプのコマの方が向いています。

 

しかし、すでに油圧プレスとコマのセットで4万円ほど使ってしまったので、

今回は工具屋で必要なコマだけを買ってきました。(金欠💸)

主に使ったのはアストロの30mmのソケットと、42mmのボールジョイントブーツ圧入工具です。

 

アストロの30mmのソケットはロアアームにちょっと圧入されるくらいピッタリの品でした。

製造ロットによっては、ソケットが大きくて入らない恐れがあるため参考程度にしてください(>人<;)

42mmの方は押し出すのではなく、受けのコマとして重宝しましたd(^_^o)

 

作業していく

ということで作業に移ります。

まずはロアアームを外していきます。

ロアアームを外すためには四箇所ほど外す必要があります。

この時にロアアームブーツの状態が悪い(ブーツ切れや劣化など)ときは、合わせてロアアームブーツも交換すると作業効率が良いですね。

 

それぞれのボルト・ナットは足回りの部品なのでかなりのトルクで締め付けられています。

長さのある工具やしっかりした工具でないと緩めることは難しいと思います。

私はインパクトレンチに頑張ってもらいました。

 

ボールジョイントブーツ交換の記事はこちら

ロアアーム、タイロッドエンド、アッパーアームブーツ交換 必要な部品と道具編【フェアレディZ33】

2024年9月16日

ロアアーム、タイロッドエンド、アッパーアームブーツ交換 作業編【フェアレディZ33】

2024年9月16日

 

こんな感じに外れてきます。

 

ついでに、スタビリンクの点検とグリスアップをしてもいいかも。

私のZのスタビリンクは一度も交換したことがないためか、ジョイント部がサビてきてました😭

ガタはなかったのですが、今後交換することも視野に入れておきます。

 

あとは上で紹介したプレスやコマを使ってブッシュを抜きました。

ロアアームには鉄粉が刺さっていて手触りがザラザラしていたので鉄粉除去クリーナーで鉄粉を除去したあと、

エンジンコンディショナーで汚れを落としました。

マジックリンやパーツクリーナーでは落ちなかった汚れも、エンジンコンディショナーだと綺麗に落とすことができました。

 

 

ニスモのブッシュに交換します。

ニスモブッシュは純正ブッシュよりも身が詰まっていて強度が高そうです。

純正ブッシュだと向こう側がみえる隙間がありますが、ニスモブッシュにはありません。

 

ニスモブッシュは一応強化ブッシュという位置付けではありますが、

抜けやすい純正ブッシュの強度を増した、対策部品とも言えそうです。

 

ニスモブッシュの特徴は以下の通りです。

フロントのブッシュを交換するとハンドリングに影響があるとのことです。

ニスモブッシュには他にもアッパーアームブッシュの設定もあるのでそちらもいつか交換したいですね(σ・∀・)σ 

 

Z33 ニスモブッシュHPリンク

 

ブッシュには純正・ニスモ共に切り欠きのようなものがあり、ロアアームの動きに影響がありそうなので

一応純正ブッシュの切り欠き位置と合わせるようにして組み付けました。

 

ロアアームの重量

ロアアームの重量も測ってみました。

Z33のロアアームはアルミなので軽い!

ブッシュ抜きの単体重量は1kgほどとかなり軽量です。

 

ホワイトラインのブッシュは入りづらかった

ロアアームのブッシュを圧入していきます。

ニスモブッシュは苦労することなく圧入できたのですが、ホワイトラインのブッシュは何度やっても斜めに入ろうとしてしまってうまく圧入できませんでした。

あまりにも入らないのでブッシュの外径を測ってみると、

純正が39.95mmくらいなのに対してホワイトラインは40〜40.05mmくらいでした。

何度測っても、若干ホワイトラインのブッシュの方が大きかったので少し紙やすりで慣らして入れました。

削りすぎないように(といっても紙やすり&手作業なのであまり削れない)注意しながら作業しました。

 

やすりでならすとようやく圧入することができました。

 

また、ホワイトラインのブッシュは圧入する際に押し込む金属の部分が狭く圧入しづらかったです。

ある程度までは30mmソケットで圧入し、そこから先は純正ロアアーム先端のブッシュを抜いた金属の円筒部分を使って圧入作業しました。

 

交換完了!

これでばっちり交換完了!

 

これでばっちり😄

 

ロアアームとディスクのあたりに木の板をかませて軽くジャッキアップし、1G締めを行いました。

上の写真よりももう少しジャッキアップし、ロアアーム下側の直線部分が大体水平になるくらいの位置で1G締めしました。

下に載せている走行時のロアアームの位置くらいです。

 

こうすることで、ロアアームの動きがスムーズになります。

なお、ホワイトラインのブッシュはブッシュの中の筒がフリーに動く構造のため1G締めはそこまで気にしなくても良さそうです。

先端のニスモブッシュについては1G締め推奨です。

 

走行インプレ

走行時のロアアーム周辺の画像

ロアアームブッシュを交換して500kmほど走ったインプレですが、普通に走っているとあまり変化がないくらいのレベルだと感じました。

ただ、ハンドルを大きく切った時には前よりもしっかりした操舵感が出たような気がします。

これは先端部分のニスモブッシュの影響です。

 

純正ロアアームでハンドルを切った画像

Zのロアアームはハンドルを切ると結構動くのですが、

ロアアームブッシュを交換したことで少し動きが抑制されてしっかり感が出たんじゃないかと思っています。

特に、片方のロアアームブッシュは抜けかけていたこともあって違いがより大きく出ていると思います。

 

サス付け根のホワイトラインのブッシュについてはあまり違いが分かりませんでした。

しかし、気分的にはいいです😄

 

とにかく、抜けかけていたロアアームブッシュを交換したことでハンドルを右に左に切っていくようなコーナーを抜ける時も

ビシっと安定して気持ちよく走れるようになりました👍

 








 



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