異音がするリアのハブベアリングを交換する!【フェアレディZ33】

走行169,000kmでリアのハブベアリングから異音・・・

ある日、岡山から長野県までドライブに出かけていたところ、

速度に応じて後ろの方から異音がしていることに気付きました。

 

街乗りではそんなに気にならないものの、高速道路に乗って100キロ以上のスピードを出すとかなりの異音が車内に響いてきます。

これはリアのハブベアリングやデフ、ドライブシャフトあたりが怪しいと思い、急遽予定を変更して長野から岡山まで帰ってきました。

 

帰宅後、1番怪しそうなハブベアリングを交換することにしました。

ということで今回はリアハブベアリング交換の様子を書いていきます。

また、交換作業の様子はYouTubeにもアップしていますので、気になる方は動画もぜひご覧ください。

 

 

今回使用するハブベアリング

実はハブベアリングはそろそろ交換時期が来るのではないか・・・、と思いストックしてありました。

半年ほど前にヤフオクで中古のハブに新品の社外ハブベアリングを組み込んだものが出ていたので購入したものです。

左右で2万円程度で入手しました。

 

Zのリアハブベアリングはベアリングのみ交換することも可能ですが、

ハブベアリング交換には油圧プレスが必要になるためハブベアリング圧入済みのものを入手したという訳です。

 

サウンドスコープを使って異音の点検

まずはこんなものを使って異音の点検をしてみました。

見ての通り聴診器のような工具?ですね。

 

Zを浮かせてウマに載せ、エンジンをかけて後輪を軽く回します。

そしてサウンドスコープをブレーキのバックプレートに当ててやると、ハブベアリングの異音が手に取る等に聴こえてきました。

しかし、ここで変にブレーキをかけたりロックさせてしまったりすると、ABSが異常と判断しABS警告灯が点灯する恐れがあるので注意してください。

ABS警告灯をOBD2診断機で消去する【フェアレディZ33 / TOPDON AD600S OBD2 診断機】

2025年5月18日

 

ハブベアリングを交換していく

ハブベアリング交換にあたって、一番きついトルクで締められているのがドライブシャフトとハブを固定しているハブナットです。

人力で緩める場合はかなり長いスピンナハンドルが必要になりますが、今回はマキタのインパクトレンチで緩めました。

一応緩める前にCRC556などの潤滑剤を吹いてはいますが、一撃でナットが緩むのは気持ちいいですね。

車・バイクの整備に超便利!マキタのインパクトレンチを購入【マキタ TW004GRDX 40V】

2024年10月5日

 

ハブナットを緩めるために32mmのソケットを購入しました。

ハブロックナットはこちらを使いました。(モノタロウ外部リンク)

 

その後、ドライブシャフトやスタビライザーを外していきます。

ドライブシャフトをハブから抜く時にスタビライザーやサイドブレーキワイヤー固定ブラケットと干渉するため、

干渉する部品を外したりずらすなどしてドライブシャフトを抜きます。

 

ドライブシャフト固定ボルトが外せたら、ドラシャをプーラーを使用して押し出します。

ハブプーラーはこちらのものを使いましたが、現在は販売されていないようです。

近いものなら使えるかもしれません。こんなやつです⬇︎

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ドライブシャフトは錆びていたのでガンメタのサビキラーで塗っておきました。

 

ドラシャが抜けたら、ハブを固定している4本のボルトを取り外します。

ここもかなりトルクがかかっているため、しっかりとした工具が必要です。

 

ハブを固定している4本のボルトが外せたら、プーラーにスライドハンマーをセットするなどしてハブを引き抜きます。

ドラシャは押し出しましたが、ハブは反対に引き抜いて外します。

スライドハンマーを持っていないためバールを使って引っこ抜きましたが、スライドハンマーがあった方が便利そうです。

 

スライドハンマーはこんな感じの工具です(一例)⬇︎

 

ハブが外れました。

ハブを外したところは汚れているので綺麗に掃除しておきます。

Z33はここがアルミなので傷を付けないように軽めに掃除します。

 

古いハブベアリングはゴリゴリの状態

古いハブベアリングを手で回転させてみると、かなりゴリゴリした感触がありました。

明らかにハブベアリングの状態が悪いです。

これは新しいものに交換しがいがあります😚

 

新しいハブベアリングはとてもスムーズです。

ドラシャがはまるギザギザの部分(セレーション)や周辺にモリブデングリスを塗っておきました。

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ハブベアリングは出っ張りがある部分が上になるように装着します。

というより、出っ張りが上にならないとはまらないようになっています。

取り付ける向きを間違える心配はありません。

 

ドラシャやスタビなど外していた部品を戻します。

スタビにはオートレベライザーのセンサーが共締めされています。(中期以降かな?🤔)

スタビとスタビリンクをまず固定し、そこから更にオートレベライザーのセンサーを固定する感じです。

 

あとは取り外しと逆の手順で組んでいきます。

結構なトルクで締めるので長めのトルクレンチを買いましたが・・・、これでもまだ長さが足りないかな?と思いました。

僕はアマゾンで4000円くらいのトルクレンチを買いましたが、あまりオススメできる物ではなかったのでここでは紹介しないでおきます・・・😭

 

ハブナットのところの割りピンは5×40(太さ×長さ)のステンレス製のものをホームセンターで買ってきて取り付けました。

しかし、太さがあるためステンレス製のものだと硬すぎて曲げるのが大変なので、ここは鉄製のものの方が良いかもしれないと思いました。

 

割りピンを取り付けることでハブナットの脱落防止効果はあるのですが、

構造上ハブナットの緩み防止にはならないため、ハブナットの緩みが分かるようにマーキングしておきました。

ホイールを外した時などに緩みがないか点検しています。

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交換後は激変!走りがスムーズになり異音が綺麗に消えた

交換後、家から出て数メートル車を動かしただけで車が軽く動くことに気付きました。

走行169,000kmでの交換だったので、交換前のハブベアリングがだいぶ傷んでいたのでしょう。

交換することでスーッと軽く車が動くようになりました。

車を走らせている時ももちろんですが、エンジンをかけずに車を押して動かす時もはっきりと軽さを感じました。

 

音ももちろん静かになりました。

ハブベアリング交換前とは雲泥の差です。

 

燃費も良くなりそうですが、ハッキリと大きな違いがあるほどではありませんでした。

0.1km/Lくらいは良くなってるかも?

しかし異音がしていた頃と比べると快適で素晴らしいです。

これからも気持ちよくZで走っていけそうですd(^_^o)








 



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