コスパの良い燃料添加剤を入れたらエンジンの中が綺麗になった!【AZ FCR-062】

エーゼットのコスパ抜群の燃料添加剤を試してみる

燃料添加剤を入れるだけでエンジンの中が綺麗になる!

そういう謳い文句の商品が世の中には数多くありますが、その中でもコストパフォーマンスが高いと言われているAZの燃料添加剤を使ってみました。

今回は実際に7500キロの間燃料添加剤を入れ続けて、エンジンの中がどれぐらい綺麗になるのか検証してみました。

 

結果としては確かにエンジンの中のカーボンが落ちて綺麗になっていました。

この記事ではエンジンの中がどれくらい綺麗になったのか、エンジン内部をスコープカメラでのぞいた画像を載せていきます。

また走行フィーリングに変化があったのかなど書いていきます。

燃料添加剤が気になっている方の参考になれば幸いです。

また、動画の方でも検証の様子を紹介していますので気になる方はYouTube動画もご覧ください。

 

今回テストする燃料添加剤AZ FCR-062について

まずは今回使用する燃料添加剤について説明していきます。

この燃料添加剤はガソリン給油する際に一定の割合で添加することでエンジン内部の吸気系や燃焼室の汚れを落とし、

また燃料を噴射するインジェクターなども綺麗する効果があります。

それらの効果によってエンジンが持つ本来の性能を取り戻し、燃費の改善なども見込めるといった商品です。

他にも燃料系統のサビを防ぐ腐食を防止するなどの効果もあります。

 

他にもワコーズからフューエルワンといった有名な製品もあるのですが、AZの燃料添加剤は価格が抑えられていてコストパフォーマンスが高いと評判の商品です。

 

燃料添加剤を入れる前のエンジンの状態

燃料添加剤を入れる前にエンジン内部の状態をファイバースコープカメラを使って撮影しました。

僕の車はフェアレディZ33でV型6気筒エンジンなのですが、気筒によってエンジンの汚れ具合に差があることがわかりました。

カーボンの付着が少ないところもあれば、カーボンの付着が多いところもありました。

画像はピストンヘッドを写したものです。

 

この時点でわかる事は、各気筒の燃焼状態にばらつきがありカーボンの堆積も多いのでエンジンの調子としては決して良い状態ではないと言うことが分かりました。

 

こちらはシリンダーヘッド側、少しバルブが開いているところです。

ヘッドやシリンダー側面にカーボンが堆積していることが分かります。

 

これだけピストンやシリンダーヘッドにカーボンが堆積している理由について考えてみたのですが、

僕のZは特に夏場にエンジンオイルが減ると言う症状が出ていました。

そして燃焼したエンジンオイルがピストンやシリンダーヘッドにカーボンとして体積し、これだけエンジン内部が汚れているんじゃないかと思います。

もう少しエンジンオイルをしっかりと管理していたら、もう少しカーボンの体積が少なくなっていたんじゃないかなと考えています。

 

ここから燃料添加剤を入れてどれぐらいカーボンがきれいになるのか、そしてエンジンの調子が変わっていくのかテストしていきます。

ちなみにテスト前の走行距離は167,000kmです。

スコープカメラはTeslongというメーカーのものを使っています。

これは僕が使っているものではないですが、

先端が自由に動くものの方がシリンダーヘッドなどいろんな箇所を観察できて良いんじゃないかと思います。

 

テスト開始

ということで、テスト開始です!

普通の自動車だとガソリン40〜60Lに150mlを添加すると書かれていたので、添加量の目安に従ってガソリン給油ごとに添加していきました。

 

AZのホームページによると、毎回使用する場合は目安量の7割を添加することで十分な効果が得られるそうです。

僕はなんとなく添加剤を多く入れた方が効果があるんじゃないかと思い、目安量そのままの量を毎回添加していました( ‘-‘   )

しかし、結果としては燃え残ってしまう添加剤があったため、毎回使用する方はホームページのオススメ通り目安量の7割を添加するのが良いと思いました。

 

燃料添加剤を入れて走っても普段と特に燃費が変わった様子はなく、

また走行フィーリングも大きく変わったと言う印象は得られませんでした。

 

1,700km使い続けて一度エンジン内部を見てみる

燃料添加剤を使い続けて1700km走ったので途中経過を見るために一度エンジンの内部を覗いてみました。

するとピストンヘッド、シリンダーヘッドともに綺麗になっていることがわかりました。

とは言えまだまだ汚れが付いている状態なので、改めて自分のZのエンジンの調子の悪さを実感しました。

 

シリンダーヘッドのほうは、シリンダーヘッドとシリンダーの間にあるヘッドガスケットが見える位にカーボン汚れが落ちていました。

また、燃料添加剤が汚れ落とした後の液体も見ることができました。

 

添加剤が汚れを落とした後の液体がエンジンオイルと混ざることで、エンジンオイルの汚れが早くなりそうだなと思いました。

ひとまず、燃料添加剤を入れると、エンジン内部がきれいになるということがわかったので、引き続き燃料添加剤を入れていきます。

 

やっぱりオイルの汚れは早くなる

燃料添加剤を入れながら北海道にドライブに行ってロングドライブを楽しんでいました。

日常点検のためエンジンオイルの量をチェックしていたところ、オイル交換後3,200kmしか走っていないのにも関わらず結構オイルが汚れていたので、

ガソリンスタンドにZを持ち込んでオイル交換をしてもらいました。

 

Zは毎回自分でオイル交換をしていたのですが、今回初めて自分以外の人にオイル交換をしてもらうことになりました。

 

オイルはかなり汚れていました。

オイルは3,200キロしか使っていませんでしたが、感覚的には6000キロかそれ以上使ったオイルと同じ位汚れていました。

やはり燃料添加剤を入れるとエンジン内部の汚れが落ちる分、エンジンオイルに汚れが吸着されてオイルが早く汚れるようです。

 

マフラーの出口も汚れるようになった

オイル以外にも、マフラーの出口も汚れるようになりました。

これはエンジン内部のカーボンが燃料添加剤と一緒に燃焼することで付くようになったのだと思います。

エンジン内部が汚れている車ほどこの数の量は多くなりそうですね🤔

 

また、エンジン始動時のみ白煙を吹くようになりました。

これは燃料添加剤の濃度が濃すぎるのかもしれません🤔

燃料添加剤は多めに入れれば良いと言うものでもなさそうです。

 

7500km走りエンジンの内部を見てみる

7,500km走って、再びエンジンの中を覗いてみました。

7,500kmの間毎回燃料添加剤を添加していました。

その結果、ピストン・ヘッド周りともにかなりカーボンが落ちていました。

燃料添加剤の効果はしっかりあることがわかりました。

 

こちらの写真は吸気ポートの画像ですが、このあたりも綺麗になっているようです。

 

しかし、排気側のカーボンは落ちません。

燃料を吸い込む吸気側は燃料添加剤の効果を発揮するのですが、

燃焼した排気ガスを排出する排気側の方までは燃料添加剤の効果が及ばないためです。

実際に、AZの添加剤の説明にも排気側への効果があることは書かれていません。

 

たしかに効果のある燃料添加剤ですが、これだけでエンジンすべての調子を改善できるわけではないため

そもそもエンジン内部を綺麗に保つようなオイル管理や乗り方を心がけるのが一番大事だと思いました🤔

 

また、燃料添加剤の添加割合が多過ぎたのか燃え残っている燃料添加剤が溜まっているところもありました。

燃料添加剤は入れ多く入れれば良いと言うものではなく、決まった量を入れるのが大事だと思いました。

気持ち少ない位でもしっかりと添加剤の効果が発揮されると思います。

あまり多く入れすぎても良い影響はないと思うので、今後は容量を守って添加していこうと思います。

 

オイルフィルターを分解してみた

添加剤を入れてから5000kmぐらい使ったオイルフィルターを分解してみました。

結果、かなりの汚れとスラッジが溜まっているのがわかりました。

やはり燃料添加剤を入れるとオイルが早く汚れるようになるので、

エンジンオイルやオイルフィルターはいつもより早めに交換するのが良いようです。

 

こんな感じに黒い汚れが溜まっていました。

 

これまでずっと自分でオイル交換をしてきたのですが、これほどスラッジが溜まっているのは初めて見ました。

普段はスラッジ自体ほとんど出てこないので、これほどエンジンオイルが汚れているのにはびっくりしました。

エンジン内部が汚れている車ほどオイルが汚れやすくなるので、オイル管理には注意が必要です。

 

燃料添加剤を入れているのにエンジンオイルの交換をサボっていると、

燃料添加剤によって落ちたスラッジで逆にエンジンを痛めてしまう可能性もあるなと感じたので、今後も早め早めのオイル交換を心がけてメンテしていこうと思っています。

 

燃費や走行フィーリングに変化はあった?

エンジン内部は確かに綺麗になっていたのですが、燃費や走行フィーリングについては僕の場合大きな変化を感じられませんでした。

燃料添加剤を入れることでインジェクターや吸気ポート、燃焼室内のカーボンが落ちて良い状態にはなっていると思うのですが、

劇的な変化は体感できませんでした。

 

もちろん、車によっては燃費が良くなったり体感的に変化を感じられることもあると思いますが、

今回僕のZに入れた限りでは特に変化を感じることができませんでした。

 

燃料添加剤を入れることによる弊害について

燃料添加剤を入れると良いことばかりのようにも思えますが、

排気ガスを測定するO2センサーへの不具合の懸念や、エンジンオイルにスラッジが混ざることによってエンジン内部へのダメージの懸念などもあります。

良い事ばかりではなく、そうでない部分もあるかもしれないので添加する際はそういったことも考慮しながら使っていくのが良いかと思います。

僕のZでは今のところ、燃料添加剤を入れたことによる不具合は感じていません。

 

今後も検証を続けていきます

167,000kmから175,000kmに至るまで燃料添加剤を入れ続けてきましたが、

今後は給油3回に1回程度の割合で継続使用していく予定です。

そして今度は走行距離が200,000kmになった時にもう一度エンジン内部をのぞいてみます。

エンジンの綺麗さが保たれるのか、それとも汚れるのか?見守っていきます。

 

いつかフューエルワンでもテストしてみたいですね( ‘-‘   )








 



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