Biotのブレーキローターに交換!軽量化になる?
Biotという メーカーのブレーキローターを入手したので、走行150,000キロを超えて摩耗しているブレーキローターと交換します。
今回入手したブレーキローターは、フロントは中心部のベルハウジングがアルミでできている2ピースローター、
リアのブレーキローターもフロントと同じく中心部のベルハウジングがアルミで、サイドブレーキシューが接する部分は鉄でできている3ピースのディスクローターです。
ベルハウジングがアルミ製と言うことで軽量化も期待できるため、純正ブレンボローターとBiotブレーキローターの重量を測定しました。
ついでに純正ブレンボキャリパーの重量も測定しておきました。
このページではBiotのブレーキローターの重量や、交換前後で見た目にどれぐらい変化があったのか、また走行距離150,000キロのブレーキローターがどれぐらい摩耗していたか等書いていきます。
今回の作業を動画にもしているので、興味がある方は動画もぜひご覧ください!
🔽今回使用したBiotのブレーキローター(公式サイト)
純正交換 gout 2ピースローター フロント Z33(brembo)
純正交換 Dナット 3ピースローター リア Z33(brembo)
純正ブレーキローターを取り外す
まずは純正のブレーキローターを取り外します。
ブレーキローターを取り外すためには、ブレーキキャリパーを取り外す必要があります。
ブレーキローターが段付き摩耗している場合、キャリパーを取り外す際にブレーキパッドを戻してキャリパーを外します。
その時にブレーキフルードリザーブタンクの液面が上がりフルードが溢れる場合があるので、ブレーキフルードの量が多い時はあらかじめブレーキフルードを抜いてから作業に移ります。
フロントのブレンボブレーキキャリパーは22ミリのボルト2本で固定されています。リアのブレンボブレーキキャリパーは19ミリのボルトが2本です。
(方押しキャリパーだとサイズが異なるかもしれません)
フロント・リアともに結構なトルクで締め付けられているので、ボルトをナメないようにしっかりした工具を使い、工具がボルトにきちんとはまっているかどうか確認しつつ緩めていきます。
キャリパーを取り外すことができたら、キャリパーを繋いでいるゴムホースに負担がかからないよう、S時フックや紐などを使って適当なところに引っ掛けておきます。
そしてフロントはブレーキローターのハブに設けられているブレーキローター取り外し用の穴にボルトを差し込み回すことで、ブレーキローターを取り外すことができます。
ブレーキローターの説明書にハブやホイールの取り付け面を綺麗にするよう記載があったため、ワイヤーブラシやオイルストーンでサビを落としておきました。
ホイール側もある程度綺麗にしておきました。
キャリパーのピストンやオイルシールはメタルラバーを使って掃除しておきました。
意外にも、ピストンやオイルシールの状態は悪くなさそうでした。
150,000km使用したフロントブレーキローター
150,000キロ使用した純正ブレンボブレーキローターは、片側1ミリ両側で2ミリほど減っていました。
ちょうど交換時期だったため、ブレーキローターを交換するタイミングとしては良かったかなと思います。
今回入手したBiotのブレーキローターは2000キロほど走行した中古品になりますが、 ディスク表面は当たりがついた程度なのでほとんど新品の状態と言って差し支えなさそうです。
次に重量を測定します。
純正フロントブレンボローターとBiot2ピースローターの重量測定!
純正ブレンボローター324φとBiotのツーピースローター324φの重量を測定しました。
その結果150,000キロ使用し両側で2ミリほど減っている純正ブレンボローターが約8.3kg、ほぼ新品の2ピースローターも約8.3kgと重量は同じでした。(アバウトな体重計測定ですが)
324φでそれほど大きくはないディスクローターのため、軽量化ができるベルハウジングの部分もそこまで大きくありません。
そのため、あまり軽量化にはならなかったのかなと思います。
もっと大きな350φ~のローターであれば純正の鉄ローターと比較して軽量化が望めるかもしれません。
Fブレーキローター取り付け!かっこよくなった
こちらは交換前後の写真。
硬質アルマイト処理されたベルハウジングがかっこいい!また、スリットローターになったため見た目の変化もあります。
ただ、19インチというホイールサイズに対して324φのローターサイズだと少し小さく見えますね。
19インチであれば350φ~以上のビッグローターにした方が見栄えが良さそうです。
18インチであれば324φでも良い感じだと思います。
リアローターも交換
リアローターも同様の手順で交換します。
リアはローターを取り外すためのボルト穴がないので、ハブの隙間やハブボルトの隙間にラスペネを流し込みどついて外しました。
純正リアブレンボローターとBiot3ピースローターの重量測定!
リアのローターの重量も測定しました。
その結果、フロントと同じように片側1ミリずつぐらい摩耗した純正ブレンボローターが約7.7キロに対し、
ほぼ新品のBiotの3ピースローターは約8キロと、すり減った純正ブレンボローターより少し重い結果になりました。
体重計測定と言うアバウトな測定方法ではありますが、手で持った感じもほとんど同じ位でした。
純正ブレンボローターは鉄製ではありますが、無駄な部分がなく意外と軽量なのかなと思いました。
Biotの3ピースローターはベルハウジングがアルミ製ではありますが、サイドブレーキシューが接触する部分は鉄のスペーサーのようなものが入っているため、そこまで軽量にならなかったのだと思います。
そのため、Z33のリアの322φブレーキローターに関しては、鉄製のものでもそこまで重量差がないことが分かりました。
ハブ部分の厚みが違うためホイールがちょっと外に出る
Biotのハブ取り付け面の厚みは9mmほどで、純正ブレンボローターは6mmほどでした。
アルミ製のため強度を持たせるために3mmほど厚くなっているようです。
そのため、3mmのホイールスペーサーを取り付けたのと同じような感じになります。(ホイールが3mm外に出る)
取り付けるとこんな感じ!
ついでにプロジェクトμの強化サイドブレーキシューに交換しました。
Rブレーキローター取り付け!
フロントよりもリアのブレーキローターの方がベルハウジングの部分が大きいため、違いが分かりやすいです。
シャンパンゴールドの硬質アルマイトがすごくかっこいい。
純正ブレンボキャリパーの重量も測定
ついでに、純正ブレンボキャリパーの重量も測定しておきました。
フロントのブレンボキャリパーはパッドありで4.3キロ、パッドなしで3.3キロでした。
リアのブレンボキャリパーはパッドありで2.2キロ、パッドなしで1.7キロでした。
どちらも体重計測定のアバウトな数値ではありますが、結構軽量にできていると感じました。
ちなみに、ブレーキキャリパーの固定ボルトは
フロント:M14×50 P1.5
リア:M12×35 P1.75
で、部品番号はネットで調べたところ
フロントキャリパーボルト×4
08044-4501A
ワッシャー×4
41044-6P01A
リアキャリパーボルト×4
08181-0301A
ワッシャー×4
01311-01261
となっていました。
ブレーキローター交換完了!
と言うことで、今回はブレーキローターを交換してみました。
純正ブレンボローターもよくできていることや、それほど大きくないローター径の場合ベルハウジングがアルミになってもそこまで軽量化にならないことなど、色んなことが分かりました。
しかし、150,000キロ使って段付き摩耗したブレーキローターが新しくなったことや、 ゴールドのベルハウジング・スリット入りのローターになって見た目が変わったことなど満足している部分もあります。
他にもブレーキホース等交換したい部品もあるので、そちらは追々やっていこうと思います。
ひとまずこれでまたZに乗って行けそうです!
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