岡山陸運局で、Z33を購入してから3度目のユーザー車検を通してきました。
自分の備忘録という意味も含めて、ユーザー車検レポートを書いていきたいと思います。
なお、今回のユーザー車検を通すのにかかった費用は57,550円でした。
ユーザー車検を受ける流れ
ここからは、実際にユーザー車検を受けた時の流れを説明していきます。
特に改造しておらず、年式が新しい車の場合はそれほど面倒なこともないのですが、
改造してあって、年式が古くなってきた車の場合には、
車の状態が法規に違反していないか、整備が必要な箇所はないか?など、
ユーザー車検を受ける前の点検が大事になってきます。
ユーザー車検を受ける前の点検
ユーザー車検を受ける前に、点検は欠かせません。
点検の結果異常があり、整備が必要な場合は整備を行います。
まず日常点検として、
- 冷却水、パワステ、ブレーキ、クラッチリザーブタンク容量の確認
- バッテリーが弱っていないか(年数が経っていたり、弱っている場合は交換)
- パワステやエアコンベルトに痛みはないか(亀裂が入っている場合などは交換)
- タイヤの状態、空気圧の点検
- サイドブレーキ引きしろの調整
- (Z33の場合)壊れやすいラジエターファンは2基とも動いているか確認
などの点検を行いました。
これらは車検とは関係なく、常日頃から点検することが重要な項目となっています。
そして、車検にあたって重要なチェックポイントは以下の通りです。
- 最低地上高9cmを確保しているか(車によって必要な最低地上高は異なる)
- 各灯火類は正常に点灯するか(ウィンカー、ハザード、ポジション、ライト、テール、ナンバー灯)
- ウォッシャー液の点検、作動するか?ワイパーの拭き取りに問題はないか?
- ホーンが鳴るか?ステアリングのホーンボタンにホーンマークはあるか?
- タイヤのはみ出しがないか?
- ホイールナットのゆるみがないか?
- 車体下ドライブシャフトブーツ、各種ブッシュなどに損傷がないか?
- 車体下まわりのボルト類に緩みはないか?
- ヘッドライトの光軸は合っているか?
- ブレーキ、サイドブレーキは正常に効くか?
- 社外シフトノブに交換している場合、シフトパターンが分かるシールなどがあるか?
*下のリンクはフェアレディZ33用のものです。
5速ミッション車やリバースの位置が異なる場合は車種に合ったシフトパターンシールが必要です。
車検の法律は時々変わることがあります。
最近では、ナンバープレート表示に関する事が厳しくなったり、
逆にタイヤのはみ出しについては、少し緩くなっています。
そのため、2年前は大丈夫だったけど今回はダメだった・・・、という事もあり得るため、
ユーザー車検を受ける前には新しい基準が設けられていないか、確認する必要があります。
ユーザー車検に必要な書類の確認
点検が終わったら、ユーザー車検に必要な書類をチェックします。
今回必要だったのは、
- 車検証
- 自賠責保険証書(今かけているものと、次の2年間分の証書。次の2年間分の保険証書が無ければ、ユーザー車検当日に陸運局で自賠責の更新をすることもできます)
- 点検整備記録簿(無くても一応可)
です。
数年前は毎年5月頃に徴収される自動車税の納税証明書も必要でしたが、
現在ではコンピュータ管理されているようで、自動車税納税証明書は必要ありませんでした。
認印も持って行きましたが、自分の車両をユーザー車検する場合は自筆のサインでOKとのことで必要ありませんでした。
点検整備記録簿は無くても車検を通すことができますが、
無い場合は後日点検を受けたかどうか確認するハガキが送られてきます。
整備を行った際に、点検整備記録簿を記入してそれを持っていった方がいいかと思います。
点検整備記録簿は、車を買った時についてくるメンテナンスノートに付録として載っています。
メンテナンスノートが無い場合は、ネットで
と調べるとダウンロードできるPDFファイルが見つかります。
ユーザー車検の予約
点検・整備と、車検に必要な書類が揃ったら、
ユーザー車検の予約をします。
ユーザー車検の予約については、
から予約を行うことができます。
予約ができたら、予約した日にちと時間に検査場へ向かいます。
※軽自動車のユーザー車検は、検査場所が異なります。軽自動車のユーザー車検は軽自動車検査協会になります。
実際にユーザー車検を受けたレポート(岡山運輸支局の場合)
ここからは実際にユーザー車検を受けた時のレポートになります。
今回は午後の第3ラウンドで車検を受けました。
受付時間は12:45〜14:00で、
検査時間は13:00〜14:15です。
もし検査で不備があればもう一度検査レーンに並んだり、別の時間帯に受け直す事もできます。
事務手続き
岡山陸運局は2つの棟に分かれているのですが、
最初は5番窓口のユーザー車検手続きのところに行きます。
そこで事前に予約しておいた予約番号を伝え、車検証を提示します。
すると、
- 継続検査申請書
- 重量税納付書
- 自動車検査表
をもらえますので、あとは記帳台で記入します。
記入については、見本がありますので見本を見ながら記入していきます。
見本がありますので、ゆっくりとすれば初めてでも難しくないです。
2020年10月にユーザー車検を受けましたが、2年前よりも手続きはスムーズになっていました。
予約していた場合、継続検査申請書に車体番号や自分の氏名が印刷された状態で渡してくれるので、
記入する欄が少なくて以前より簡単になっていました。
とてもいいことですね。
見本
自賠責保険の加入手続きと重量税納付
書類の記入が終わったら、次の2年分の自賠責保険の加入のために別棟へ移動し、19番窓口で自賠責保険に加入します。
2020年10月時点では、24ヶ月で21,550円でした。
自賠責保険は2年前よりも安くなっていました。
自賠責保険については事前に加入しておいてもいいですが、
どこで加入しても金額は変わらないので、私は陸運局で加入するようにしています。
時間もさほどかかりません。
次に、隣の20番窓口で重量税と検査料を納付します。
重量税については車種によって異なりますが、私の場合は34,200円で、
検査料が1,800円、合計36,000円でした。
自賠責保険と重量税、検査料合わせた合計金額は
¥57,550-
となり、これが今回Z33をユーザー車検に通すのにかかった合計金額となりました。
もちろん点検や整備をきちんと行うことが前提となりますが、ユーザー車検で通すと車検に必要な最低金額で済むので、
お財布には優しいです。
これらの事務手続きが終わると、後はそのまま検査レーンへと移動します。
分からないことがあれば、窓口で聞くと丁寧に教えていただけます。
検査レーンに入り、検査を行う
岡山運輸支局ではいくつか車検レーンがありますが、1番レーンと2番レーンが小型コースになっています。
前回は1番レーンで受けましたが、今回は空いていたので2番レーンで受けました。
業者の方もこられているので、手慣れた人が多いですが
私のようなユーザー車検であろう方も見かけます。
検査レーンに入ると、灯火類(ウィンカー、ハザード、ポジション、ヘッドライト、テールランプ)
の検査、ワイパーとウォッシャーの検査、ホーンの検査が行われます。
次に、ボンネットを開けて車体番号とエンジン番号の確認が行われます。
また、検査官が実際に灯火類などの操作をして問題が無いかどうかもチェックされます。
少し車内も確認されますが、この時に社外ステアリングに交換していてホーンマークが無かったり、
社外シフトノブに交換していてシフトパターンの表示がない場合は指摘があり、改善しないと車検に合格できません。
次に、レーンを進んで車体下まわりの検査が行われます。
地面に穴が空いた場所に車を停めると、その間に検査官が下回りの検査をします。
この時にブーツやブッシュ類に損傷があると指摘され、車検に合格できません。
また、すぐに交換をするというのが難しい部分なので、必ず事前に点検しておきたい箇所です。
点検が終わったら、今度はローラー台に移動してスピードメーター、ブレーキ、サイドブレーキの検査です。
それが終わると、光軸検査になります。
ロービーム、ハイビーム共に左右測られますが、今回は一発合格でした。
今回は職員の方に付いてもらいながらレーンを進んでいきました。
岡山陸運局では現在の岡山空港付近に移転する前からバイクのユーザー車検を通したり、
現在の場所でも3回ユーザー車検を通していますが、いつも親切に対応していただいています。
きちんと車検に問題なく通る状態で車を持ち込めば、難しいことはありません。
今回は特に不具合もなく、一発合格でした!
まとめ
こうして車検に合格し、また2年乗れるようになりました!!
今回のユーザー車検にかかった費用は、
- 自賠責保険25ヶ月分 21,550円
- 重量税(1,500kg以下、13年経過)34,200円
- 検査料 1,800円
合計¥57,750-
でした。
車検も通したということで、Zでまた気持ちよく走っていきます。
タカアキさん、こんばんは!
ユーザー車検の詳しいお話、とても興味深く読ませてもらいました。
私もまさに今、愛車を車検に出していて、(ディーラーにですが)元気に帰ってくるのを楽しみに待っているところです。
もうすぐ10万キロになるので、ぜひ買い換えをと勧められましたが、まだ乗れるだろうし、まだまだ乗りたくて(^^)そのためにも、車検は大事ですね。
しっかりメンテナンスをして、1日でも長くドライブを楽しみたいです⭐
リトルカブライダーさんこんにちは。
車検に出されているのですね。
10万kmでも機械的にはまだまだ!いけるはずです。
ドライブ楽しんでいきましょう!