パンが無ければアイスを食べればいいじゃない【和歌山】

昨日は曇天の中走って行き、
最後は雨に降られながらもなんとか寝床にたどり着いた。
しかし、昨日たどり着いた寝床はねこが多い。
どうやら、えさをやる人が来るみたいで、
私が寝床にした場所の足元にはカリカリが撒かれていた。
そのせいもあって、とにかくねこに包囲されているような、
そんな気配を感じながらの就寝であった。

こいつの名前は黒柴だ。
くろしば。


夜寝ていると、ねこの喧嘩によって起こされた。
外を見てみると、こいつらがねこダルマになって格闘していた。
いくら寝坊助な私でも、至近距離でわちゃわちゃされると目が覚めてしまう。
そのせいで、朝の4時には起床とし、
朝のコーヒーを楽しむのであった。
だからおまえら、喧嘩はよしなさい。


そして最近ほったらかしだったギターも少し弾いておいた。
弦が錆びていないかな?
そう危惧していたが、まだ錆びはきていないようだった。
ほっと胸を撫で下ろす。

朝から海沿いを走って行く。
国道42号線は朝からトラックの往来が多く、車道もそんなに広くはないので走りにくい。
加えて、とにかくアップダウンが多い!
今日は平坦な道を走っていないのではないか?と思わさられるほど、
アップかダウンしかなかったのだった。
必死に自転車を漕いでいると、
フロントまわりから時折

 

「ピキッ」

 

という音が耳につく。
停車してホイールを点検することにした。
すると、スポークという針金のような部品の一部が、
きちんとしたテンションがかかっておらず、緩んでいるのを発見した。
ギターでいうと、弦がきちんと張っていなくてボヨーンとした音が出るような、
そんな感じだ。

交差するスポークの片側の張りが弱くなっていて、
ホイールに力がかかる毎にスポーク同士が擦れあって音がしているみたいだった。
すでにけっこうスポークは削れてしまっていて、
これまでよく折れずに持ちこたえたな、というところか。
スポークの材質が良かったのだろう。
これを、増し締めしてやることでスポークにある程度のテンションをかけてやる。
ただし、テンションをかけすぎると
路面からの入力をスポークでいなす余裕がなくなってしまい、
それはそれでスポークの寿命を縮めてしまうだろうと思ったので
そこそこのテンションにしておいた。
リアホイールも、立ち漕ぎの際にピキッという音がしていたため
点検してみると、
結構な箇所でスポークのテンションが弱くなっており、
かなり危ない状態であった。
スポークを増し締めした後は、ピキッという音がしなくなったのはもちろん、
乗り心地が良くなってびっくりした。
今までは仕事しているスポークとそうでないスポークがあったのが、
全体的に同じテンションにしてやったことで
タイヤがどの位置を転がっていても上手に衝撃をいなすようになったのだろう。
これでまた一つ勉強になった。
しかし、点検しないまま乗っていたために傷んでしまったスポークもあるので、
いつかは折れる覚悟もしておかなければならない。


これは途中のとれとれ市場というところで見かけたリトルカブというバイク。
サイドバッグはランドセルを使用していて、とってもおしゃれ。
しかもよく似合う!
グッドデザイン賞を授けたい。

 

この辺で休憩していると、
おじさんがとことことやってきた。
この辺で仕事をしているみたいで、
社員証を見せてくれた。
とってもにこやかなおじさんで、
どこから来たんですか?
どこまで行かれるんですか?
と尋ねられた。
岡山からで、日本一周です。
と答えると、
この辺を通る旅人で、ギターを積んで
全国の駅前で演奏しながら日本一周している人と出会いましたよ!
なんて教えてくれた。
でも日本一周だとね、事故とか怖いから、

「近くの教会にお祈りを捧げに行きませんか?」

 

とおじさんは言った。
なんでも、一緒に行ってくれた人はみんな行ってよかったと言うのだそう。
「いや、行かんわ・・・」
私が興味無さそうにそう言うと、おじさんは去っていった。
私が一番信じているのは自分自身だからね。
すまないなおじさん。でもおじさんのハナシ!説得力も薄かったぜ!

そして、白浜というところについた。
この辺はビーチの砂の色が白くて、
「あぁ、じゃけん白浜っていうんか!」
と一人合点がいったのだった。
ビーチに着くと、ついチャンネーを探してしまう。
でもまだ6月だからなのか、全然いなかった。

円月島に着いた。
ここは、春分の日と秋分の日の前後の日に、
ちょうど岩の穴の中に夕日が落ちて行くのが見えるらしい。
なかなか無い景観だし、
初めて訪れた事もあって、しばらくここで写真を撮ったりしていた。
すると一台のカブが止まって、おっちゃんが話しかけて来た。
「自転車で旅?いいね!この辺わりかし安全やし、いいよ」
「波乗る人がいいよんのはね、日本海よりこっちのほうが海が暖かくていいらしいですよ」
「わりかしね」
「でも駅前のほうはあぶないよ!よそからきたのが悪さするかもしれんからね」
「わりかし」
わりかしおじさんは、矢つぎ早にこの辺の情報を私に吹き込み、
去って行ったのだった。
おじさん、歯が2本しか無かったけん、
6割くらいしか聞き取れんかった。
まぁわりかし?聞き取れたほうってことで?

次は、千畳敷というところへ。
複雑怪奇な岩がたくさんあって、海がよく見える。
あと風が強い。
そんな場所だった。
きっと、夕日が沈む時間になると綺麗なんだろうな。
まわりは強風に足をすくわれないようにと、
互いが互いを支え合うカップルばかりで、
私が支えるものといえば、被ってる帽子くらいで、
思い出すことといえば、さっきのわりかしおじさんくらいなもので、
眺めが良くても一人じゃさみしいなー
そう思いながら退散することにした。
こういう場所は、誰か話し相手がいないとな!
「きれいだね」
「風も強いね」
「おっと危ない!」
「///」
みたいなな!

そして今日も日が暮れて来た。
最近夜遅くなってしまうなぁ。
この辺りはコンビニがあまりなくて弱ってしまった。
ちょうど、走っていると薬局を見つけたので食料品を買い、
その目の前にあったコインランドリーで洗濯をしていたのだ。
コインランドリーに置いてあったヤングジャンプで発情しながらも、
洗い立てのぼろぼろのパーカーを着て、目指すは温泉だ!
この辺のリゾートホテルのようなホテルで、雑誌についている温泉無料券が使えるらしい。
しかし、海沿いから見つけたそのホテルは
海の見晴らしが良さそうな高台にあって、
あぁ、あそこまで行かんといけんのんか、、、
と思うと足がだるくなるのを感じた。

ホテルに着いた。
温泉は、なんと貸切状態で、
私が入っていた1時間30分もの間私以外誰もいなかった。
夕日が沈む海を見ながら露天風呂に浸かったり、
サウナを心ゆくまで楽しんだりした。
いつもは隠しがちのちんちんも、
今日は惜しげも無く披露して歩く。
今までで一番気持ちいい温泉だったな( ̄▽ ̄)

 

しかし、温泉を出るともう21:00。
辺りは真っ暗だ。
とりあえず道の駅に着いた。
でも夜ご飯をどこかで買おうと思っていたのにどこにも店がなかったから、
夜ご飯は道の駅の自販機で売っていたハーゲンダッツのアイスだ。
パンがなければ、、、アイスを食べればいいのだ。
この辺になると、20kmか30kmくらいコンビニがないんだな。
もう少し補給食を買っておこう。
明日の朝は、一応買ってあったカロリーメイトがあるからそれを食べよっと。

 

星がきれいだった。

明日はどこまで走ろうかな🤔
行けるところまで、行くか!!

 

 

◆Next







 



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