フィルムカメラ Nikomat FTn

今日はフィルムカメラの事について書いていきたい。

私は今20代後半で、私が中学生の頃にはデジタルカメラがぐんぐんと勢力を伸ばしていた。
その時のデジタルカメラの売りというのは、
「撮った写真がすぐ見られる」
というのがまず第一にあったと思う。
撮った写真がすぐ見られるから、失敗した時はもう一度撮ればいいし、
失敗したら消してまた撮ればいい。というようなメリットがあった。
それまで写真といえばフィルムしかなかったのだから、そのメリットに飛びついて、
私はデジタルカメラが好きになった。
といっても、そんなに写真に興味があったわけではなかったので、
フィルム写真とはなんなのかを知らずに、
ただ新しいもの=良いもの
という図式にのっとって、デジタルカメラが好きになっただけだ。
 
それからの時代は、どんどんとデジタルカメラへと感心が傾倒していき、
フィルムカメラというのは、私の中では完全に過去のものと化していた。
「フィルムよりデジタルの方が優れているから、フィルムは廃れてデジタルが盛んになったんだろう?」
という考えだった。
 
そんなある日、自分が小さな頃の写真を見返す機会があって、
そのアルバムが仕舞われているタンスの一角に、旧いカメラ見つけた。
それがNikomat FTnとの出会いだった。
 

「シブイなぁ」
見つけた時、そう思った。
手に持つとずしりとくる。
でもレンズも本体もほこりまみれ。
電池は入っていないし、電池カバーもない。
「電池入ってないから、電池を買えば使えるのかな?」
でも、その電池ももう販売していない。代用の電池を使うアダプタを購入しないと使えない。
しかもそのアダプタが3,000円ほどするときている。
「あぁ、これは使えないなぁ」
そう思った。
しかし、このカメラについてネットで調べてみると、電池は測光にのみ使用するようで、
撮影自体は電池なしでできる、「機械式カメラ」だということを知る。
むむ。
それなら試してみるかと、フィルムを買ってみて、
youtubeでフィルム装填方法を調べてからフィルムを装填し、
撮影を始めたのだった。
自分でフィルムを入れて、自分でフィルムを巻いて、自分でF値とシャッタースピードを決める・・・。
露出が合っているかどうかは、わからない。露出を測定するために必要な電池が入っていないためだ。
そのため、露出は勘で決める。
そしてシャッターを切る。小気味の良い音がする。
「これで本当に撮れているのだろうか?」
そんな疑問を持ちながら、フィルムを現像に出す。
 
撮れていた。写っていた。
写真ってこんなにシンプルに撮れるものなのかと思った。
そして何より、デジタルとは写りが違う事に気付いた。
その時感じた空気感のようなものが、フィルムの方が強く出ている気がした。
 
こうして私は、フィルム写真に興味をもったのだった。
フィルムのフの時も知らなかった私にフィルム写真を教えてくれたのは、
製造から40年ほど経つらしい、Nikomat FTnだった。
しかし問題もあって・・・。
 
 
 
このように、写真の一部に縦線が入ること。
これは、カメラ内部に光が入り込まないようにする「モルト」というスポンジのような部品が劣化してしまい、
光がカメラ内部に入り、フィルムが感光してしまったことが原因らしい。
修理に出さなければいけないかな。
ちなみにこの写真は、モノクロフィルムで撮影した。
初めて使うモノクロフィルム。
今モノクロフィルムを使う人は少ないらしく、モノクロフィルムが無くなってしまうのではないかという危機もあるらしい。
それは、カラー写真でも加工でモノクロにできる訳だし、
しかもわざわざフィルムで、となると売れ行きが良くないであろうことは理解出来る。
だけれどモノクロフィルムで撮ったモノクロ写真は、本物だ。
私がデジタルで撮った画像をモノクロに加工してみたり、モノクロモードで撮ったモノクロ写真とは違う。
うまく文章にできないけど、そう感じた。
 
Nikomat FTnとの出会いから、また色々と考えることはあったけれど、今日はここまで。
次は、家に眠っていたもう一台のフィルムカメラとポジフィルムについて書いていきたい。







 



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