ヒマなのでサージタンクをピカピカにすることに
Z33の前期・中期型はサージタンクがアルミ製でできています。
ボンネットを開けると目立つところに鎮座しているのですが、鋳物の肌があまり美しくなく、気になっていたところでした。
しかし磨くのは結構大変なので、これまで磨くことはありませんでしたが、
重い腰を上げて磨くことにしました。
サージタンク取り外し
サージタンクを取り外していきます。
サージタンクを取り外すにあたって、いくつか取り外していくものがあります。
作業の流れとしては、以下のように行いました。
1.タワーバー
2.サージタンクに被さっている樹脂製のエンジンカバー
3.エアフロのカプラー
4.エアクリのインテークパイプ
6.サージタンク、電スロに繋がっているホース(電スロの下のホースが外しにくい)
7.サージタンクを固定している10mmのボルト
8.電子スロットル
電子スロットル周りのホースを外すのが難しかったです。
電子スロットル自体は4本の六角で固定されています。
上側の2本はアクセスが容易ですぐに外せましたが、下側の二本は工具によってはアクセスできないので
サージタンク固定ボルトを外してサージタンクを浮かしてやり、スペースを作ってから電スロを固定している下側の二本のボルトを外しました。
*電スロのカプラーを外したり、電スロに堆積したカーボンを落としたりするとアイドリングが不安定になることがあるようです。
その際はスロットル全閉位置学習と急速TAS学習を行うことで改善するようですが、
不安な方は電スロのカプラーを外さず、電スロの掃除もせずに作業を行うと良さそうです。
サージタンクの裏側を掃除
サージタンクの裏側と、エンジン側のインマニはご覧のように汚れていたので掃除をしておきました(走行距離9万km)。
また、サージタンクのエッジが立っているところで手を怪我するので紙やすりで少しエッジを落としておきました。
一通り掃除を終え、磨き作業に移っていきます。
サージタンクは結構大きいので、手作業だと疲れます。
そこで今回はグラインダーに柔軟性のある#240番(紙やすりのようなもの)をセットして荒削りを行いました。
これはホームセンターで1000円くらいで売っていたものです。
グラインダーは低速回転が使用できるものが扱いやすいです。
高速回転しか使えないものだと、角度を付けた状態で対象物に当てた場合に深い傷ができる場合があります。
あと、重要なことは口や鼻、目に削り粉が入らないように、防塵マスクや保護メガネなどが必要です。
グラインダーにヤスリをセットしたり、磨き用のフェルトをセットすることで荒削りから仕上げ磨きまですることができます。
電源があることと、機械を使う際の騒音が許容できる環境であれば、グラインダーを使うと効率が良いです。
グラインダーで荒削りを行いました。
機械を休ませながら、30分〜1時間程度磨きました。
グラインダーが入らないところは磨いていません。
アルミの”す”は少し残っている状態ですが、今回はほどほどにピカピカにしようということで、このあたりにしておきました。
この状態でもアルミの輝きがかっこいいですね。
手作業で磨いていく
ここからは、手作業で磨いていきます。
この画像は#400番の耐水ペーパーで磨き終わったところです。
やはり、手作業は時間がかかりますね。
#600で磨き終わりました。
いぶし銀という感じで、このまま付けようかと思ったほどですが、もう少しがんばって磨いていきます。
今回は#240を機械で行い、それから
#400,#600,#800,#1000という順番に手作業で磨いていきました。
一通り満足したところで、コンパウンドをかけていきます。
今回はピカールとマザーズという研磨剤を使いました。
どちらもよく磨けます。
しかし僕のおすすめはワコーズのメタルポリッシュです。
ピカールやマザーズと比べると、短時間で綺麗にできる印象があります。
僕は以前乗っていたバイクで結構アルミ部品を磨いていたこともあり、
その時に色んな研磨剤を使った結果、ワコーズのメタルポリッシュとマザーズの研磨剤の使い勝手が良かったです。
ピカールは、安いのがいいところですね。
一通り磨き終わった
一通り磨き終わりました。
ピカピカ具合は6~7割ぐらいの出来栄えですが、だいたいの満足感は得られたのでこのへんにして、取り付けることにしました。
取り付け完了!
取り付け完了です!
気持ち的には30馬力くらい上がりました。
サージタンクはエンジンルームの中でも大きな面積を占めているので、磨いてやるとだいぶ印象が変わりますね。
ビフォーアフター
ビフォー
アフター
うーん、サージタンクだけ綺麗になったという感じですね!
もうちょっと全体的に、エンジンルームをかっこよくしたいなと思った次第です。
また機会があれば、何か磨いてみたいです。
コメントを残す