Z33中期型のカム角センサーを交換する!【フェアレディZ33】

故障の事例が多いカム角センサーを壊れる前に交換する

Z33のよくある故障の1つとして、カム角センサーの故障が挙げられます。

これはエンジンのカムシャフトあたりに付いているセンサーなのですが、

これが故障するとエンジンがかかりにくくなったり、メーター内のエンジン警告灯が点灯するようです。

 

僕のZは走行距離が170,000キロを超えたこともあり、壊れる前の予防整備としてカム角センサーを交換することにしました。

今回作業したZは2005年式の中期型のフェアレディZ33で、VQ35DE型エンジン搭載のモデルです。

使用した部品や交換の手順、ちょっとしたコツなどを書いていきます。

 

今回使用したセンサー類

Z33の前期型はセンサーが2つで済むようなのですが、中期と後期型に関してはセンサーが4つ必要になるため

修理費が割高になります😭

 

今回使用したセンサーは

・U14N01-REVS×2

・U18N06-REVS×2

4つで26,000円ほどでした。

割安のセンサーもあったのですが、純正と同じ日立製のセンサーを購入しました。

 

 

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この他に、スロットルを取り外すのでスロットルのガスケットも購入しました。

ガスケットはアマゾンやモノタロウ、楽天でも購入可能です。

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交換していく

カムセンサーは大体この辺りにあります。

V型6気筒エンジンなので各バンクに2つずつセンサーが装着されています。

 

こちらは運転席側の写真ですが、緑色のカプラーと黒色のカプラーがそれぞれカムセンサーになっています。

左側のグレーのカプラーは水温センサーです。

センサーは10ミリのボルト1本で固定されています。

今回は10ミリのボルトを取り外してセンサーを取り外してからカプラーを引き抜いて交換することにしました。

 

センサーは奥まった場所にあるので、少し長さのあるメガネレンチやラチェットレンチがあると作業がしやすいです。

 

10ミリのボルトを外すと、後は引き抜くだけでセンサーを取り外すことができます。

カムセンサーのカプラーは特殊な形状になっていると聞いていたのですが、僕のZはごく標準的なカプラーで装着されていました。

年式によってカプラーの形状が違うのかもしれません。

 

後は元通り組んで行きます。

Oリングにはエンジンオイルを軽く塗って取り付けます。

 

助手席側はスペースを広く取るために、インテークパイプやスロットルを取り外しました。

スロットルを外す時、固定している六角ボルトはかなり硬く締まっている場合があります。

 

普通の六角レンチだとスペース的に緩めづらいことがあるので、画像のようなロングソケットタイプの六角もあると作業がしやすいです。

六角ソケットを使用する場合は短くても入らないし長すぎてもボディと当たるので長すぎず短すぎのサイズが良さそうです。

 

スロットルを取り外し、ヘッドカバーにつながっているブローバイホースも取り外しました。

しかし、それでも作業スペースは狭くやりづらかったです。

エンジンを下ろす時などに使うエンジンスリンガーと言う部品が邪魔をして工具が入りにくいのです。

 

そのため助手席側は上から工具をかけるというよりも、下から工具をかけるイメージでセンサーを取り外しました。

かなりやりづらかったですが、何とかできました。

 

センサー交換できたらスロットルボディーを戻し完了です。

一応、スロットルボディーの掃除もしておきました。

スロットルボディーを掃除した時はアイドリング回転数が高くなりやすく、実際にアイドリング回転数が高くなったので

急速TAS学習をしてアイドリングを落ち着かせました。

スロットルボディーのガスケットは、出っ張りがない面を上にして装着します(画像の通りです)

 

スロットの全閉位置学習と急速TAS学習のやり方は下の通りです。

 

スロットル全閉位置学習

1.キースイッチON(エンジンはかけない)

2.キースイッチOFF(5秒程度そのまま)

 スロットルバルブの作動音を確認(パタンという感じ)終了

急速TAS学習

スロットル全閉位置学習が終了していること、エンジンの暖気が完了している時に行う。

エアコンはかけず、電気負荷をかけない状態で行う。

 

1.キースイッチON(エンジンはかけないアクセルは踏まない状態)

2.キースイッチON後3秒経過してからアクセル全開と全閉を5秒以内に5回繰り返す(アクセル全閉で終わる)

3.アクセル全閉状態から約7秒後にアクセルを全開にして保持しておく(約20秒程度)

4.アクセル全開状態から10秒ほど経つとエンジン警告灯が点滅する。そのままアクセル全開状態を維持する

5.エンジン警告灯の点滅が点灯に変わったら、5秒以内にアクセルを戻し(全閉)エンジンを始動する

6.20秒以上アイドリングを続ける

7.急速TAS学習終了

 

カムセンサー交換完了!

カムセンサーを交換しましたが、テストドライブでは特に変化を感じませんでした。

どうやら交換前のカムセンサーも壊れてはいなかったようです。

交換前のセンサーはスペア部品として取っておくことにしますd( ̄  ̄)

 

とは言え、製造から20年が経過して走行距離も170,000キロを超えているので良いタイミングでの交換になったかなと思っています。

今後も、余裕があれば不調に陥る前にセンサー類の交換をして行けたらいいなと思っています。








 



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