熱が厳しいZ33のクラッチラインに遮熱対策を施す

Z33は渋滞にはまったときなどにクラッチペダルがスカスカになる現象が起こることがあります。
クラッチフルードが劣化していたり、クラッチのマスターシリンダーやオペレーティングシリンダーと言われる部品の劣化によって
クラッチペダルを踏んだときの力がうまくクラッチに伝わらず、クラッチペダルがスカスカになってしまうのです。
クラッチフルードを新品に交換する、クラッチフルードのエア抜きをするなどで直ることもありますが、
クラッチフルードを新品にしても直らない場合はマスターシリンダーやオペレーティングシリンダーのOHや交換が必要になります。
実際に私のZも気温が上がってくるとクラッチペダルがスカスカになる現象が起こったため、
マスターシリンダーやオペレーティングシリンダーの内部部品を交換してオーバーホールを行いました。
その結果、夏場でもクラッチペダルがスカスカになることはなくなりました😄
熱の影響を受けやすいオペレーティングシリンダー

私のZの場合では、エンジンルーム内にあるクラッチマスターシリンダーよりも
エンジンの下側、ミッションにくっついているオペレーティングシリンダーの内部部品の方が劣化が激しかったです。
オペレーティングシリンダーの付近はエキマニや触媒があることから、熱の影響を受けやすく劣化が進みやすいのだと思います。

純正でもクラッチホースには断熱材が巻かれているのですが、
クラッチホースの上にある金属製のクラッチラインには断熱材が巻かれていません。
これだと、クラッチホースの断熱はできていてもクラッチライン内にあるフルートが高温になってしまうのではないかと考え、
クラッチラインにも断熱材を巻くことにしました。
BILLION ビリオン スーパーサーモプロテクトチューブを巻く
BILLION ビリオン スーパーサーモプロテクトチューブ ホワイト チューブ型遮熱材 10φ×100cm スリット加工済...
今回はビリオンのスーパーサーモプロテクトチューブを使用しました。
スリット入りなので巻き付けやすく施工しやすかったです。
サイズは10φがちょうど良かったです。
断熱材の中にはグラスウールに粘着シールをつけたものもあるのですが、そういった商品はグラスウールが飛散しやすく作業性が良くないことがあります。
しかし、ビリオンのスーパーサーモプロテクトチューブはそういった心配が少なく、作業しやすくてよかったです。
ただし、ネックなのは少々値段が高いことです( ‘-‘ )
メーカーの商品説明HPはこちら【ビリオン スーパーサーモプロテクトチューブ】

こちらは参考までに、グラスウールに粘着テープがついたタイプの断熱材を巻いていたときの写真です。
こういったタイプだと、きれいに施行するのは難しいと感じました。

そして、こちらがビリオンのスーパーサーモプロテクトチューブです。
スリットが入っているので施工しやすかったです。
今は普通のタイラップで固定していますが、熱で問題が起きないか様子を見ているところです。
スーパーサーモプロテクトチューブはこういった使い方意外にも、配線やゴムホースの保護にも使えるそうです(メーカーHPより)
1層目(外側の部分)が耐熱性に優れるガラスクロスを使用しており、2層目はアルミ箔で輻射熱をしっかりと遮断し、3層目に耐炎素材を使用している3層構造になっています。

30cmほど使って、できるだけ長く施工しました。
プラスチックのフェンダーの裏あたりまで施工しています。
これで、熱の影響が少しは和らぐのではないかと期待しています😄
クラッチホース交換時などに一緒に作業すると効率よく作業できますね。
値段は少々張りますが、熱の影響を受けやすいZのクラッチには良い商品だと思います。
クラッチフルードはディクセルのものを使っています👍
BILLION ビリオン スーパーサーモプロテクトチューブ ホワイト チューブ型遮熱材 10φ×100cm スリット加工済...
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