車・バイクの整備に超便利!マキタのインパクトレンチを購入【マキタ TW004GRDX 40V】

マキタのインパクトレンチを購入しました!

車の整備をしている時にどうしても緩めにくいボルト・ナットがあったので、

前々から欲しかったインパクトレンチを購入しました。

 

最初は工具メーカーオリジナル、3万円くらいのインパクトレンチを購入しようと思っていましたが、

せっかくだから良いものを買って長く使おう!

と思い、有名メーカーのマキタのインパクトレンチTW004GRDX 40Vを6万円ほどで購入しました。

マキタのインパクトレンチには18Vモデルと40Vモデルとあったのですが、

40Vモデルの方が後発商品で新しく、より改良が加えられているモデルのようだったので40Vモデルのものを購入しました。

 

今回はインパクトレンチはどんな時に便利なのか?という基礎的なことから

マキタのTW004GRDX 40Vを購入した理由や

マキタの18Vモデルと40Vモデルの違いも含めて、マキタのインパクトレンチTW004GRDX 40Vのレビューを書いていきます。

 

⬇️今回購入したもの

⬇️今回の動画

まず、インパクトレンチって何?

インパクトレンチはバッテリーを装着して使ういわゆる電動工具と呼ばれるものですが、

その役割は取り付けた工具を回転する動きに打撃力を加えて、ボルトやナットを回して取り外しや取り付けを行うものです。

 

工具を回転させるだけではなくガガガッと打撃力を加えて回すため、

ジャッキアップしてタイヤ・ホイールを浮かせた状態で通常ならホイールナットを緩めようとすると工具と一緒にホイールが共回りしてしまうような場面でも

インパクトレンチならホイールが共回りすることなく、ホイールナットを外すことができます。

 

また、機械の力を借りるため強く締まっているボルト・ナットを取り外すのも簡単です。

自分の腕や手が痛くなったり疲れたりということも軽減することができます。

 

似ているインパクトレンチとインパクトドライバー

持っていると便利なインパクトレンチですが、

よく似た電動工具でインパクトドライバーという工具もあります。

 

インパクトレンチ

インパクトドライバー

どちらも回転に打撃力を与えて工具を回すものですが、

レンチとドライバーの名前の違いがあるように、それぞれ役割が違う電動工具になっています。

 

インパクトレンチは先端にソケットを装着してボルト・ナットに対して使用しますが、

インパクトドライバーは先端にドリルやドライバーなどを装着してビスやネジを締め付けたり、穴あけに使うことが多いです。

インパクトドライバーでもアダプターを使えばインパクトレンチのようにソケットを取り付けることができますが、

インパクトレンチほどのパワーは出せず、あまり向いているとは言えません。

 

このように使用する目的によってインパクトレンチを買うかインパクトドライバーを買うか違ってきますが、

車の整備に使い方はインパクトレンチの方がおすすめです。

 

インパクトレンチにも種類がある

インパクトレンチにも種類があります。

 

インパクトレンチ

1.バッテリー式インパクトレンチ (今回購入したのはこちら)

2.コード式インパクトレンチ

3.エアーインパクトレンチ

 

1のバッテリー式インパクトレンチが今回購入したもので、電力をバッテリーから供給するものです。

バッテリーが切れると充電する必要がありますが、コードを使わないため取り回しがよく使いやすいのが特徴です。

 

2のコード式インパクトレンチは電源ケーブルから電力を供給します。

バッテリーを交換する必要はありませんが、

例えばホイールを外したい時などに工具を移動させる時にコードも一緒に移動させる必要があるため取り回しが悪いというデメリットもあります。

いつも同じ場所で同じ作業をする時には良い形式だと思います。

 

3のエアーインパクトレンチは電力ではなく圧縮空気を利用したインパクトレンチです。

電動タイプと比べ出力が高いものが多いですが、別途エアーコンプレッサーが必要になります。

使用する際はエアコンプレッサーに接続するため、2のコード式インパクトレンチを同じく取り回しの不便さがあります。

 

おすすめはバッテリー式のインパクトレンチで、

エアコンプレッサーを持っている方はより強力なトルクで使用したい時用に

別途エアインパクトも持っていると、普段はバッテリー式インパクトで取り回しよく使いいざという時にエアインパクト・・・という2段構えができるのでおすすめです。

エアインパクトレンチだとTONEさんのものが有名です。

 

⬇️エアインパクトレンチ(別途エアコンプレッサー必要)

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マキタの電動工具18Vモデルと40Vモデルの違い

マキタには主に18Vモデルと40Vモデルが併売されており、

インパクトレンチの購入を検討した時にどちらのモデルの方がいいのか悩みました🤔

 

調べてみると18Vモデルが従来モデルのようで、40Vモデルは2019年10月から新しく登場したモデルだと分かりました。

 

⬇️マキタ広報

2019年10月9日 Li-ion 40Vmax シリーズを発売

40V max シリーズの特徴(マキタHPより)

 

こちらでもいくつかピックアップしておきます。

バッテリーの防じん・防水性能に加えて耐衝撃性もアップしています。

 

高負荷時の連続作業時間も伸びています。

最近の夏は暑いので、夏の作業にも良さそうですね。

 

バッテリーの長寿命化もしているようです。

これは嬉しい改良ですね。

 

新しいモデルということでバッテリーを中心に改良が加えられたモデルになっています。

40Vモデルの方が設計が新しい分性能は良いですが、注意点もあります。

 

それはマキタの18Vモデルと40Vモデルではバッテリーの互換性がないため、すでに18Vモデルを使っている人はバッテリーの使い回しができず、

バッテリーとセットで購入する必要があります。

注意点としてはこれくらいで、自分のように初めてマキタの電動工具を購入するという方は40Vモデルの方がおすすめです。

しかし、購入したい電動工具が18Vモデルのみの場合は18Vモデルを購入するのも良いのかなと思います。

 

18Vモデルと40Vモデルの比較

18Vモデル

40Vモデル

18Vモデルと40Vモデルの同じパワー帯のインパクトレンチを比較してみます。

今回は値段、締め付けトルク、充電時間、寸法や重量を比較してみます。

 

18Vモデル TW300D

 

40Vモデル TW004G(今回購入したもの)

 

・18Vモデルと40Vモデルを比較すると、値段は4~5,000円ほど18Vモデルの方が安いです。

 

・最大締付けトルク(N・m)は18Vモデルが300(N・m)に対して40Vモデルは320(N・m)と少し40Vモデルの方がパワーがあります。

 

・充電時間は結構違いがあり、18Vモデルは27分で実用充電可能、40分でフル充電ですが

40Vモデルは19分で実用充電可能、28分でフル充電と大分早く充電ができるようになっています。

 

・本体の寸法はほとんど同じで、重量も同じです。

 

このような違いがありました。

色々と違いを比べた結果、40VモデルのTW004Gを購入しました。

 

更にパワーが欲しい人はTW007Gもおすすめ

整備する車によっては更にパワーが欲しいという方もいると思います。

そんな方にはもう一つ上のクラスのTW007Gもおすすめです。

今回購入したTW004Gのレビュー

ここからは今回購入したTW004GRDXのレビューをしていきます。

バッテリーが2つ付いていくるモデルです。

プラスチックの収納ケースに入っています。

 

収納ケースは上段と下段に分かれています。

上のフックを一つだけ外すと上段を開けることができます。

 

上段にはよく使う工具やピン&リングセットを収納しています。

工具類は後で紹介します。

 

下段には充電器、予備バッテリー、本体、取扱説明書が収納されています。

シンプルで使いやすい収納箱になっています。

 

インパクトレンチの使い方

インパクトレンチの使い方についてですが、本体に電源ボタンはなく、バッテリーを装着するとすぐに使えるようになります。

 

先端部分にソケットをセットします。

使用するソケットはインパクトレンチ用のものが良いです。

手で使用するソケットよりも少し柔らかくできていて、インパクトレンチの衝撃に耐えられる作りになっているそうです。

 

セットしたら穴が空いている部分にピンを差し込んでゴムリングで固定します。

このピンが抜け止めの役割を果たしています。

 

特に重量の重いソケットを装着している時は抜け止めのピンが重要になってくると思います。

インパクトレンチを買うと必要になってくるソケット類も紹介します。

 

インパクトレンチ用の工具

 

自分はアストロのディープソケットと、コーケンのホイールナットレンチなどを使っています。

ホイールナットレンチは自分の車のホイールナットに合うサイズを購入してください。

 

あとはトリガーを引いて緩めたり締めたりするだけ

あとはトリガーを引けば工具先端が回るのでこれで緩めたり締めたりすることができます。

根元付近に正回転と逆回転を切り替えるスイッチがあるので、緩める前に回転方向を確認することが大事です。

 

自分は何度か、緩めようとしているのに締めていたことがありました😭

そんな時でも被害が出ないように、普段は低パワーモードで使用しています。

 

こちらがパワーの切り替えスイッチです。

1が弱くて4に行くほどパワーが強くなります。

普段は1か2で使っていて、パワーが必要な時だけ3とか4を使用するようにしています。

 

バッテリーの残量はバッテリーに付いているスイッチで簡単に確認できます。

結構作業してもバッテリーはそれほど減りません。

車一台分のホイール(4本)を付けたり外したりするくらいではバッテリーの残量が減ることはありません。

車4~5台くらい作業すると目盛りが1つ減るのかな?というくらい、バッテリーの持ちは良いと感じています。

 

バッテリーが減っても、充電時間が早いのですぐに充電できます。

しかし、この充電器はあんまりオシャレじゃないというか・・・、色んな意味で日本のメーカーだなぁと感じます。

職人さんの道具って感じで悪くはないです😄

 

バッテリーの持ちが良くてあまり充電器を使う機会がないので、

充電器はほこりが入らないようにジップロックのXLサイズに入れて保管しています。

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地味に嬉しい機能

地味に嬉しい機能としては、他メーカーもそうだと思いますが、

トリガーを引くと手元のLEDが点灯するので作業がしやすいです。

設定によってオフにもできますが、便利なのでずっとオンにして使っています。

消費電力が少なく、反応の良いLEDはこの場所にうってつけの照明です。

 

あと、先端の白っぽい部分が蓄光になっていて、

ライトを当てると・・・

 

こんな感じに光ります!

これは知らなかったので最初はびっくりしました。

地味に嬉しい機能です。

 

こんな場面で活躍するインパクトレンチ

インパクトレンチで活躍するのはまずここ!

ホイール交換の時ですね。

これまでだとジャッキアップする前に軽くホイールナットを緩めて、ジャッキアップ後にホイールナットを完全に外すという行動が必要でしたが、

インパクトレンチがあればジャッキアップすれば秒でホイールナットを外すことができます。

これはやってみると、今までの苦労は何だったんだ・・・と思います。

 

これはスクーターのホイールナットですが、このナットを外そうとするとホイールが共回りしてしまいます。

そのため、ホイールの回り止めをしながらホイールナットを外す必要がありますが、

インパクトレンチがあれば秒で外すことができます。

 

これはZのハブナットですが、ここは32mmとかなりでかいナットで固定されていて、締め付けトルクも大きいです。

こういったところもインパクトレンチなら簡単に緩めることができます。

 

これは足回りのロアアームのナットですが、

こういうナットの高さが薄くてナメやすい箇所でも、インパクトレンチならナメにくく緩めることができます。

 

インパクトレンチを使う際の注意点

インパクトレンチは非常に便利ですが、注意点もあります。

緩める時はいいですが、締め付けにもガンガンインパクトレンチを使っていると締め付けすぎ(オーバートルク)になることがあります。

インパクトレンチだけでホイールナットを締め付けるとトルク不足やトルクのかけすぎになりやすいので、

トルクレンチを併用するなどして、確実に作業します。

 

普段から工具を扱っている方は良いと思いますが、

あまり工具を使ったことがない人がいきなりインパクトレンチを使うと、ネジをなめたり、締め付けすぎたりとトラブルが起こる可能性があります。

 

また、サビてボロボロになったネジにインパクトレンチを使うと、ネジが折れてしまう可能性もあります。

インパクトレンチも適材適所ということですね☝️

 

ニセモノに注意

マキタのインパクトレンチは、実は本体よりもバッテリーの方が高いです。

そこで、バッテリーのニセモノが出回っているという噂もあるので購入する時は注意してください。

 

⬇️この動画が参考になります

 

まとめ

今回購入したマキタのインパクトレンチは6万円ほどと高価だったので購入をためらっていましたが、本当に買って良かったです。

僕はそこそこ整備に使うので高くても長く使えそうなものを買おうと思いマキタのインパクトレンチを購入しました。

 

今回マキタのインパクトレンチを購入した理由は、やはり名の通ったメーカーなので品質が保証されていることと、アフターフォローも安心かと思い購入しました。

マキタの他にハイコーキも有名メーカーですので、お好みで選んで良いと思います。

 

他にも、工具メーカーオリジナルのものやホームセンターオリジナルブランドも使えると思います。

会社の看板を背負っているので、安くても十分使えるものではないかと思います🤔

 

ただしネット通販などで買えるような得体の知れない、あまりにも格安なものはおすすめしません。

自分はGoproというカメラ機器に使うため格安のバッテリーを購入したことがあるのですが、満充電しても電池残量が0%だったり、

50%電池残量があると思っていたらいきなりシャットダウンしたりと、まるで使い物にならなかったことがあります。

 

電動インパクトレンチも同じようにバッテリーを使いますが、

バッテリーの品質が悪いと使い物になりませんし、発火の可能性もありますし

リチウムイオンバッテリーは捨てる時も手間がかかります😭

 

ということで、購入される際はそこそこ以上のものが良いんじゃないかと思います。

これからの整備にも役に立ってもらいます😄

 

⬇️今回購入したもの








 



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