バッテリーステーをドライカーボンに置き換えて軽量化
車重1,500kgのZ33を軽量化したくて、色々と手を加えているんだけど、
今回はバッテリーステーを軽量化することにしました。
バッテリー本体は冬に雪道を走ることもあって寒冷地使用にサイズアップしていて、バッテリーの小型化による軽量化は考えていないため
今回はバッテリーステーをドライカーボンの板から製作して軽量化することにしました。
軽量化の記録はこちら
純正バッテリーステーの重量

Z33の純正バッテリーステーは他社種のものと比較すると結構重さがある。

Z33の純正バッテリー重量は約190g
一部が鉄板2重構造になっているためか他社種のバッテリーステーよりやや重めのようだ( ‘-‘ )
Z33はドアハンドルやロアアームブッシュ、デフマウントブッシュの強度は明らかに不足しているが、
バッテリーステーはそれらと比較するとかなり頑丈にできているようだ。
他社種の純正バッテリーステーの重量はこんな感じ
・マツダ NDロードスター | 約174g |
・トヨタ86(ZN6) | 約107g |
・ホンダ シビックタイプR(FN2) 約62g | 約62g |
・スズキ セルボ 約40g | 約40g |
・スズキ スイフトスポーツ(ZC31S) 約38g | 約38g |
バッテリーの軽量化をする方は多く見られますが、バッテリーステーを軽量化する方は
けっこう変態(個人的な意見)なのか、あまり情報がありませんでした😄
バッテリーの大きさ(重さ)によってバッテリーステーに求められる強度も変わってくると思いますが、
車種によって結構ばらつきがあることが分かります。
特にスズキのバッテリーステーは軽いですね。
スズキはコストや軽量化に力が入っているメーカーですから、バッテリーステー一つとっても軽量化が考えられているのだと思います。
とにかく、Z33のバッテリーステー190gというのは軽量化の余地があると考え、これをドライカーボンで置き換えて軽量化することにしました。
厚さ3mmのドライカーボン板から製作

ドライカーボンの板を購入しました。
サイズは100mm x 250mm x3.0mmです。
厚さは3mm以上が好ましいです。
サーキットに行く人や搭載バッテリーが重い場合は4mmや5mm厚でもいいかも?
ドライカーボンはウェットカーボンと違い叩くとカンカン・キンキンと金属音がします。
軽量でありながら高い強度があるのが特徴です。
使ったものはこちら
Wh-shop-CFRP 3K カーボン ファイバー プレート シート 100mm x 250mm x3.0mm 100%炭素繊維 積層板 カーボ...

純正バッテリーステーをあてがってサイズを型取りしました。
金ノコで切ろうとしましたが、結局サンダーで切りました。
サンダーなどでカットする場合は粉塵を吸い込まないようにマスクが必要です😷

ドリルで穴を開けました。
重量は37gで、純正と比べて-153gの軽量化になります。
これは大きいですねd(^_^o)
更に追加で穴あけしたり、中央をくびれさせるシェイプデザインにすることで更なる軽量化も可能ですが、
今回は強度を重視してこの形で取り付けることにしました。
装着完了!

装着完了!
カーボンステーの横幅を広く取りすぎるとバッテリーの蒸気口を塞いでしまいそうなので、ほどほどの幅にしてあります。
装着したのは2023年8月で走行距離147,000kmでしたが、
そこから2年近く経ち現在2025年6月、走行距離は177,000kmになり、カーボンバッテリーステーを装着して3万km走行しましたが今の所問題はありません。
3万kmの間に走行中にシカとぶつかったり、大きな衝撃が加わったこともありましたがバッテリーがずれたりすることはありませんでした。
ただし、サーキット走行などされる方で横Gがかかりやすい人は3mm以上の厚みのあるドライカーボン板で作成した方がより安心かと思います。
地味だけれども少し軽量化できて良かった😄
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