今回はZ33のエアフロセンサーを掃除します。
今回掃除したエアフロセンサーは特に不具合はありませんでしたが、Z33のエアフロメーターの測定値や
エアフロセンサー掃除に使う道具などを紹介していきます。
エアフロセンサーとは

エアフロセンサーはエンジンが吸い込む空気の量や吸気温度を監視しているセンサーです。
Z33はエアクリーナーボックスの後ろにセンサーが装着されています。
OBDポートに接続する機器などを使用してエアフロセンサーの稼働状況をチェックすることができます。
エアフローメータ測定値(2002年 前期型Z33のデータ)
モニター項目 | 測定条件 | 測定値 |
エアフローメータB1 |
・エンジン暖気後 ・エアコンオフ ・シフトレバーNまたはP ・無負荷 |
・キーONエンジン停止時 約0.4V ・アイドル時 約1.2V ・約2000rpm時 約1.7V |
故障コードが出た場合
故障コード0102、0103(共にエアフローメーター信号系統、エンジン警告灯点灯)
0102・・・エンジン回転中、エアフローメーター出力電圧約0.4V以下がある程度続いたとき
0103・・・エンジン停止時(キースイッチオン)、エアフローメーター出力電圧4.9V以上がある時間以上続いたとき
エアフロセンサーの取り付け場所

これがエアフロセンサー。
T20のいじり防止トルクスネジ2本で固定されています。

この工具で外すことができます。

ネジは特殊な形状なので、それに合う工具がないと外せないようになっています。
エアフロセンサーは繊細な部品のため、気軽には外せないようにしているのかな?
エアフロセンサーを掃除する

これが2005年式中期型Z33のエアフロセンサー。
22680 7S000
と書かれています。
これは部品番号のようで、検索するとエアフロセンサーがヒットします。
13,000円程度で日立製のセンサーが手に入るようです。
格安のセンサーもありますが、信頼で選ぶなら日立製が良いかな?
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また、AFH70M-38 5Y04という表記もありました。
中古部品を探す時などの参考にどうぞ。
5Y04というのは、もしかしたら製造年月かもしれません。(2005年4月製造?)
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エアフロセンサーの裏表はこんな感じです。
ここを掃除しても良いですが、主に掃除する場所はここではなく

側面に見えるセンサー部分になります。
赤・黄色・灰色の3種類のセンサー部分が見えます。
ここをエアフロクリーンというもので掃除します。


繊細な部品なのでむやみに触らず、エアフロクリーンで掃除して乾かしてから取り付けました。
上の状態は綺麗な状態だと思いますが、汚れていたり異物がある場合はエアフロセンサーの掃除によって
車の調子がよくなることがあると思います。
私のZはエアフロセンサーの測定値も異常がなく、正常に動作していたため掃除しても変わりはありませんでしたが、
父が乗っているスズキのスイフトではエアフロセンサーを掃除して調子が良くなった事例があります。
スイフトは2007年式のZC11Sで走行距離15万kmですが、エンジンチェックランプが点灯したため
ディーラーにて点検してもらい、O2センサーを交換してもらったようです。
しかしその後も定期的にエンジンチェックランプが点灯する状態でした。
そこで、エアフロセンサーを点検してみるとセンサー部に白いノリ状の汚れが付着していたため、
エアフロクリーンで掃除し汚れを除去したところエンジンの調子が良くなり、エンジンチェックランプも点灯しなくなりました。
そういった事例もあるので、エンジン警告灯が点灯した場合でエアフロ系統に問題があると分かった時は
交換前にひとまず取り外して状態の確認、汚れが見られるようであれば清掃で改善するかもしれません。
今後もエアフロセンサーをときどき気にしながら乗って行きます( ‘-‘ )
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