10年使ったアストロのガレージジャッキのオイルを交換する!【AP060047】

一度も交換したことがないジャッキオイルを交換してみる

10年ほど活躍しているアストロプロダクツで購入したガレージジャッキ。

耐荷重2.5トンのモデルで、本体は鉄製で29kgの重量があり重いものの、その重さによって安定感は抜群。

今日に至るまで車の整備に活躍している。

 

しかし、実はジャッキオイルを1度も交換したことがないのだ。

なんとなくメンテナンスが必要なんだろうなぁと思いながらも、特に不具合なく活躍してくれているので

これまでメンテナンスしてこなかった( ‘-‘   )ゴメン

 

しかしこの頃はジャッキを上げた状態で保持しようとすると、落ちてくるスピードが少し速くなったように思う。

ジャッジで車を上げた時に、ウマをかますまでの間に車が落ちてくるのでその分を見越してジャッキアップしないといけないようになってきた。

そのため、ジャッキオイルやOリングを交換して新品時の性能を取り戻してやることにした。

 

今回作業したガレージジャッキはAP060047という型番のものです。

こちらのページ(2007年?製アストロプロダクツ製2.5tガレージジャッキオーバーホール)

を参考にさせていただき作業しました。

近い構造のジャッキなら同じようにジャッキオイル交換できるかもしれません。

 

今回使用したもの

今回はジャッキオイルとOリングセットを用意してジャッキのメンテナンスに臨みました。

ジャッキオイルのジャッキオイルについては粘度がいくつかあるようなのですが、

僕が使用しているガレージジャッジには指定の粘度が書かれていなかったので、ひとまず店頭に置いてあったジャッキオイルを買ってきて交換することにしました。

 

僕は32のジャッキオイルを使用しましたが、10のものもあります。

どちらでも使えるのかな?🤔

 

作業していく

ジャッキオイルの交換自体は簡単にできます。

ジャッキ上部の+ボルトを緩めるとジャッキオイルの注入口が取り外せます。

ジャッキをひっくり返すことで、古いジャッジオイルを排出し新しいジャッキオイルを注入することができます。

 

ジャッキをひっくり返す時はかなり、重い・・・!

 

古いジャッキオイルはそこそこ汚れていました。

新しいジャッキオイルは200から250mlほど使用しました。

300ml入りのものを購入したのですが、ちょうどいい容量でした。

ジャッキオイルを入れた後は数回ジャッキをストロークさせて内部のエアを抜きます。

 

ジャッキオイル注入口のパッキンはカスカスに劣化していたので、新しいものに交換しました。

ジャッキのメンテナンスをする際は色んなサイズのOリングが使われているので、Oリングセット購入して左右すると効率が良いと思いました。

 

新しいジャッキオイルを入れていきます。

満タンにするのではなく、注入口から少しジャッキオイルが見える程度に入れておきました。

ここが1番気持ちの良い瞬間です。

 

ジャッキオイルを交換しただけでは物足りないので、少し分解して各部の構造を観察&メンテナンスをすることにしました。

 

ジャッキのハンドルを17ミリのレンチで取り外します。

 

サイドのボルトを24ミリの工具で取り外します。

 

すると、こんなふうに分解をすることができました。

 

左側の油圧をかけていくプッシュロッドを取り外しました。

このロッドは上に引き抜くだけで取り外すことができます。

中にはOリングが入っているので、精密ドライバーや先の細いピックアップツールなどを使ってOリングを取り外します。

 

見えづらいですが2つOリングが入っているので、2つとも交換していきます。

奥まっているので外すのは難しかったです。しかし内部に傷をつけないように作業することが大事です。

使いやすいピックアップツールなどがあると作業が捗りますね。

 

調子に乗って、右側のネジも外してみました。

 

ネジを外すと、さらに奥側にもネジが入っていました。

よく分からないので、とりあえずOリングを交換して元に戻しておきました。

 

左側の六角ボルトも取り外してみました。

ここはOリングは使われておらず、金属のガスケットが使われていました。

ジャッキのメンテナンスをする際、ここは無理に外す必要はないかな?と思いました。

 

ここまで来ると、半ばヤケくそで真ん中の大きなネジも取り外して観察することにしました。

24ミリの工具で取り外します。

 

大きなネジを外すと中にOリングが入っていました。

しかし一般的なOリングの付け方とは違っているので、元通り戻すのが難しそうです。

ここは分解しないほうがよかったかな、、、分解した後でそう思いました。よくあることです。

 

取り外したボルトはこんな感じになっています。

かなり特殊なネジですね。

Oリングは新しいものに交換して取り付けたものの、うまく取り付けることができていなかったのか

車を持ち上げるなど負荷をかけたときにジャッキオイルが漏れてくるようになったため、再び取り外してOリングをつけ直しました。

下に戻すのも難しかったのでここはあんまり分解しない方が良さそうです( ‘-‘   )

 

肝心なピストン部分ですが、

ピストンロットにサビはなく、また漏れた形跡もなかったので今回はノータッチです。

調子が良いところはイジらないがモットーの僕です。

 

ガレージジャッジには、移動用のコロコロする部分やベアリングが使われているので

そこにグリススプレーを塗っておきました。

ニューテックのかなりいいやつです。

10年間頑張ってくれたガレージジャッジに労りの意味も込めてグリスをスプレーしておきました。

 

ある程度メンテナンスできたら、実際に負荷をかけた状態で保持できるかテストします。

うまくできていないとすぐにジャッキが落ちてきますが、うまくできているとしっかり保持してくれます。

実際に使う前に、テストすることは大事ですね。

 

問題なかったのでボロボロだったステッカーは剥がし、金属部分には防錆スプレーを塗っておきました。

 

メンテナンス後はやっぱり調子がイイ

一通りジャッキのメンテナンスをしました。

これまでよりもジャッキで車を上げたときに落ちてくるスピードは遅くなったように思います。

それに加えて、上げた車をジャッキで下ろす際の動きがやりやすくなりました。

 

ジャッジから車を降ろすときはできるだけゆっくり車をおろしたいところですが、その微妙なコントロールがやりやすくなったように思います。

また、ベアリングにグリスアップをしたことによってガレージジャッジを単体で移動させるときの動きも非常にスムーズになりました。

 

これまで10年間頑張ってくれていたガレージジャッキですが、この先もまだまだ使えそうです。

縁の下の力持ち的なガレージジャッキですが、たまにはこうしてメンテナンスをしてやるのもいいですね。

これからも頑張ってくれよ、ガレージジャッキくん!

 








 



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