ABS警告灯をOBD2診断機で消去する【フェアレディZ33 / TOPDON AD600S OBD2 診断機】

ABSを誤作動させて点いてしまった警告灯を消去する!

今回は誤作動によってABSの警告灯が点灯してしまったため、OBD2につなぐ診断機を使用してABS警告灯を消去していきます。

ABS警告灯がついてしまった経緯や、ABS警告灯を消去するために使用した機械を紹介していきます。

なかなかないレアケースだと思いますが、お困りの方の参考になれば幸いです。

 

ABS警告灯が点灯した経緯

先日リアハブベアリングの交換をするため、4輪ジャッキアップしてハブからの異音を点検していたところ、

ブレーキディスクが錆びていてリアハブベアリングからの異音なのか、ブレーキとブレーキパッドが擦れる音がしているのか判別がつかなかったため、

Zをジャッキアップしたまま後輪を回転させて軽くブレーキをかけることで、ブレーキディスクのサビを取ることにしました。

 

その際、軽くステアリングを切ったりブレーキをロックさせるまでブレーキをかけるなどしていたところ、メーター内にABS警告灯が点灯してしまいました。

ジャッキアップしながらブレーキをかけ、さらにABSが作動するまでブレーキをかけてしまったことでABSのセンサーが異常だと判断し警告灯が点いたのだと思います。

 

ABS警告灯はバッテリーを外してもリセットされない

ABS警告灯が点灯したため、消去しようとバッテリーのマイナスターミナルを外していました。

しかし、ABS警告灯はバッテリーのマイナスターミナルを外しても消去される事はありませんでした。

 

また、エンジン警告灯をリセットするコマンドのようなものも試してみたのですが、ABS警告灯に対しては効果がありませんでした。

これは困ったなぁ…。と思っていろいろ調べたところ、

OBD2ポートにつなぐ診断機を使えば警告灯が消去できると言う情報を得たので診断機を買いました。

 

こちらが購入した診断機です。

OBD2ポートにつなぐ診断機は様々なタイプが売られていますが、安価なモデルではABS警告灯を消去できないと書いてあるページを見たので、

ABS警告灯もリセットできるタイプの診断機を購入しました。

 

実際に使ってみる

これが救世主となる診断機です。

この機械を運転席のステアリングの下あたりにあるOBD2ポートにつなぐことで、エンジン警告灯がついている場合はどの箇所が不調になっているのか知ることができます。

また、今回のように誤作動で点灯させてしまった警告灯を消去することもできます。

 

いろんな車種に使えるので、持っておいて損は無い機械だと思いました。

ただし、車種や年式によっては使えないモデルもあるので購入前に確認が必要です。

今回僕が購入したモデルは、Z33の中期型・2005年モデルに問題なく使用することができました。

 

ポートにつないでポチポチと操作すると、異常信号を読み取ることができました。

今回は前輪の回転センサーやヨーレートセンサーに異常が見つかりました。

DTCをクリアするボタンを押して異常をクリアします。

 

はいを押して次に進みます。

 

異常無しになりました。

 

警告灯も無事に消えました

ABS警告灯が無事に消灯しました。

本当にABSに異常がある場合は、機械で一時的に異常をクリアしても再びメーター内に警告灯が点灯すると思いますが、

今回は誤作動による点灯だったため、機械でエラーを消去するとその後ABS警告灯が点灯する事はありませんでした。

 

今回の作業はなかなかないレアケースだと思いますが、お困りの方の参考になれば幸いです。








 



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)