私はD600を中々気に入っている。
しかし、ホワイトバランスに関しては、
中々自分の思い描いた色味にならないことがあった。
初めはオートホワイトバランスで撮影していたが、撮影シーンによっては
もう少し温かみのある色の方が・・・、もう少し冷たい色の方が・・・、
と思う事があったため、プリセットマニュアルというモードを使用する事にした。
プリセットマニュアルにしたことで、自分の思い描く色味に近づいたものの、
今度は飲み会などの薄暗いシーンにおいて、色味が黄色がかったり赤くなる傾向がみられた。
肖像権保護のため、よく分からない写真になっているがその点はご了承いただきたい。
今度会った時に、全世界に向けて発信してもいいかどうか聞いておこう。
さておき、上の写真はプリセットマニュアルで撮影したものだ。少し、暖色傾向で黄色が強い。
これを、RAW現像時にホワイトバランスを微調整してやる。4106という数字があるが、これを小さい数字の方面にすると青みがかり、冷たくなる。
大きい数字の方にしてやると温かみのある色合いになる。
今回は、青みをます方向に調整してやり、実際の色合いに近づけてやる。
調整するとこのようになる。当日の照明具合とよく似ており、いい感じになった。
次はこちらを修正する。
今度は赤みがかっている。
このように調整した。幾分よくなった。
しかし、RAW現像で一枚一枚調整するのは非常に手間なことだ。
いつもいつも、めんどくさいなぁと思いながら作業していた。
しかし最近になって、ようやく気付いたことがある。
それは、カスタムホワイトバランスというものがあるという事だ。
このモードにすれば、あらかじめ設定した色温度で撮影する事が可能だ。
言い換えれば、マニュアルホワイトバランスといったところか。
色温度4760K 実際に見た感じ
色温度2860K 冷たい感じ
このマニュアルホワイトバランスというものがある事に、今更ながら気付いた。
これを使えば、今まで苦戦していた飲み会の際でも大丈夫そうだ。
マニュアルホワイトバランスを使い、飲み会の席で何枚か試し撮りをして好みの色温度に調整してやればいい。
そうすれば、後から調整しなくてもいい・・・。
なんて単純なことに、今まで気づかなかったのか。
説明書読んでたのに。
でもこれで、D600のホワイトバランスとはうまく向き合っていけそうだ。
今まではD600のホワイトバランスの性能がいまひとつ。
と思っていたが、いまひとつだったのは私のカメラの使いこなしの方だった。
ホワイトバランスというのは、たとえオートであっても、
正解は一つではない。
Nikonのフラッグシップ機であるD5には、オートホワイトバランスが3種類設定されていることからも分かるように、
色合いの回答は撮影者自身で調整することが大事なのだろう。
でもそれが正解かどうかは分からないけれども。
写真って奥が深い。
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