壊れやすいZのドアハンドルがついに壊れてしまった
壊れやすいと噂のZ33のドアハンドル。
丁寧なドアの開閉を心がけていましたが、 2005年式のZは製造から18年が経ち、走行距離も150,000キロ近くなったところで
ついに壊れてしまいました。
Zのドアハンドルが壊れたのは旅先だったため、ドアハンドルを外して壊れた箇所を中心にぐるっと1周タイラップで巻くことで応急処置をしていましたが、
旅から帰ったのできちんと修理することにしました。
今回は純正部品を用意しましたが、壊れたドアハンドルの修理も試してみました。
接着力抜群のプラリペアを使って直す作戦ですが、果たしてうまくいくのか・・・!?
このページでは、
・Z33のドアハンドル交換方法
・Z33のドアハンドルを修理してみた記録
をお伝えしていきます。
今回使ったもの
純正部品(運転席側)
80606-CD41E 注:運転席側になります
ドアハンドルの交換方法
ドアハンドル交換に必要な工具はこんな感じ。
・内張剥がし(無くても可)
・10mmのレンチ(ボルトが奥まったところにあるので、ちゃんと奥まで届くもの)
・厚紙(今回は牛乳パックの切れ端を使用、トイレットペーパーの芯など、何でも可)
ドアを開けたところにあるボルトを隠す化粧ブタを外します。
化粧ブタは内張り剥がしで外しても良いですし、手で外すこともできます。
そうすると奥に10ミリのボルトが見えてきますのでこれを外していきます。
プラスドライバーがかかるボルトになっていますがドアハンドルのボルトは雨風にさらされるところにあるので、ボルトが錆びている場合があります。
そのため、プラスドライバーで緩めようとするとねじ山をなめてしまう可能性があるので、ドライバーではなくちゃんとした工具を使うのがお勧めです。
ボルトを外す時は、こんな感じで厚紙等を利用してボルトの落下を防止します。
僕は一度ドア内にボルトを落としてしまい、しかもドア内のサイドビームの中に落としたので
急遽、自由自在に動くタイプのピックアップツールを買って対応するはめになりました😅
サイドビームに落とさなかった場合でも、内張を剥がし更に黒い鉄板部分も外さないといけなくなるため、
落下防止の厚紙はとっっっても大切です。
経験者は語る
10mmのネジ2本外したら、ドアハンドルを少し上に持ち上げるようにして浮かします。
上の画像は運転席側のドアハンドルのキーシリンダーホール付近の裏面ですが、指さしているところにツメとなる引っかかりの部分があります。
そのため、このツメをフリーにしてやるイメージで上に浮かせてやります。
無理にこじるとこのツメの部分が割れます(僕は割りました・・・)
そうするとこのようにドアが外れかかります。
運転席側はキーシリンダーがついているため、指差している10mmのボルトを外してキーシリンダーとドアハンドルを分離します。
このもボルトをドア内に落とさないように注意。
キーシリンダーを外すと、後はドア開閉用の棒がささっているだけなので、斜め上方向に引き抜いてドアハンドルを外します。
画像でいうところの青い部分に棒がささっている感じです。
単純に刺さっているだけです。
ドアハンドルが外れたら、古い方のドアハンドルからドア開閉用の棒を新しいほうに移植してやります。
棒を保持している部分を外してから引き抜き、付ける時は逆で棒を差し込んでから保持してやります。
後は、逆の手順でドアハンドルを組み付けます。
まずはドア開閉用の棒を差し込み、キーシリンダーを付けてドアハンドル下側のツメをドア下側に差し込んだら、
上下10mmのボルトで締めます。
この時にドアハンドル下側のツメの収まりが悪いとドアハンドルがしっかりドアと密着しないのですが、
その状態で無理にボルトを締め込んでいくとボルトの受けの方が割れてしまうため、注意が必要です。
ドアハンドル下部のツメがしっかり収まっていると、ボルトを閉める前からほぼドアとドアハンドルが密着した状態になっているはずです。
うまくできたら、最後に化粧ブタを戻して完成!
外れたドアハンドルはプラスチック部分が壊れていた
外れたドアハンドルは、中心部のドア開閉時の支点となる部分が壊れていました。
筒状の部分が5分割になるという壊れようだったため、修理は難しいかと思いましたが、
プラリペアという商品がとても強力に接着できることを知り、プラリペアでの補修を試してみました。
新品部品があるので修理をしなくてもいいのですが、壊れたドアハンドルと新しいドアハンドルを見比べてみても部品が改良された感じはなく、
またいつか壊れる日が来るだろうと感じました。
それなら修理できるようになろうと思い、今回は実験的に修理をしてみることにしました。
プラリペアでドアハンドルの修理をしてみる
ということでプラリペアを使って壊れたプラスチック部品を接着してみました。
このあたりはYouTubeの方で動画で詳しく紹介しています。
動画はこのページの一番下にリンクがあります!
今回はプラリシートで樹脂の外周部分を補強しましたが、
ここはバネが入る部分なのであまり外周が厚くなりすぎるとバネがうまく縮まなくなるため、
バネが入るところの外周はプラリシートで補強しない方がいいかも?と思いました。
バネが入る部分以外の補強にはプラリシートは良さそうです😚
プラリペアやプラリシートを使いプラスチック部分を補修し、
その後バネを組んだ状態でドア開閉のキモとなる金属の部分を元の部分に入れて直す作戦です。
この金属部品は先がギザギザのローレット状になっていて、樹脂の部分に入れると噛み合うようになっています。
しかしそのままでは入らないので金属部品を熱して入れることにしたのですが、これが失敗でした😅
直火で熱したことで思惑通り金属の部品は元の位置に入ったのですが、
ドア開閉時にカムの動きをする白い樹脂部品が溶けてなくなってしまい、結局ドアの開閉はできない状態となりました。
今回の補修は途中までうまくいきましたが、失敗に終わりました。
どうすれば修理できたか?
今回は失敗しましたが、ギザギザの金属の棒を入れるプラスチックの穴の部分をやすりなどで広げておき、
そこにプラリペアを流し込んでから、バネを取り付けて金属部品を組み込み、
プラリペアが冷えて固まるのを待つという方法が良いのではないかと思いました。
部品を熱すると、大事な樹脂部品にダメージがいってしまうので
熱することなく取り付けられる方法の方が良さそうだと思いました。
また壊れる機会は訪れてほしくはないですが、次回壊れた時はばっちり直してみたいと思います・・・!
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