新品ハブベアリングに交換 40202-AL56C

前回はリアのハブベアリングを新品に交換しましたが、
今回はフロントのハブベアリングを新品に交換しました。
このページではフロントハブベアリングの交換の仕方や交換に使った道具などを紹介していきます。
また交換の様子はYouTubeでも紹介していますので、気になる方は動画もぜひご覧ください😄
リアハブベアリング交換時の記事
Youtube動画
使ったもの
今回は日産純正のフロントハブベアリングに交換しました。
品番は40202-AL56Cです。
私のZは2005年式の中期型ですが、しっかり適合しました。
購入したのは楽天で、ポイントが多くつく時に購入しましたd(^_^o)
|
リアのハブベアリングはベアリングだけ交換することができるのですが、
フロントのハブベアリングは一体型となっているので、ベアリングのみの交換は難しそうです。

ベアリングはNTN製で、HUB232-16という品番のようです。
日本製ですね。
ホイールナット
また、新品のハブベアリングに合わせてホイールナットも新調しました。
KYO-EI(協永産業) 自動車用ホイールナット(袋ナット) 【ネジ径】M12 【ピッチ】P1.25 【二面幅】 19HEX 【...
これまでは2面幅21ミリのホイールナットを使用していたのですが、
21ミリのホイールナットは純正ホイールだと問題ないのですが、社外ホイールのLMGT4だと
ホイールナットを取り付ける際に工具がホイールと接触してホイールを傷つけてしまっていたので、
ホイールナットの2面幅を19ミリのものに交換して、ホイールナット取り付け時にホイールと工具の接触を抑えてホイールが傷つかないようにしました。
ホイールナットの取り付け面が小さくなることで使用する工具も小さくなるので、ホイールと工具の間に隙間ができる感じです。
スライドハンマー

ハブベアリングを抜き取る際に使うスライドハンマーも購入しました。
私は某工具用品店で15,000円程度で購入しましたが、同じようなものがアマゾンで半額位で売られていました。
見つけた時はちょっと泣きました😭
スライドハンマーは使用機会は多くありませんが、フロントのハブベアリングやリアのハブベアリングを抜く際にあると便利な工具です。
交換作業
ハブベアリングを交換していきます。
リアハブベアリング交換時のようにドライブシャフトを抜く必要がないので、フロントハブベアリング交換の方が作業工数は少ないです。
しかし、ブレーキキャリパー固定ボルトがかなりのトルクで締め付けられている(ブレンボキャリパー車で151~152N・m[15.3~15.6kg・m])ので、
しっかりした工具でないと緩めることができません。
標準キャリパー車も152.1~154.9N・m[15.6~15.7kg・m]と強いトルクで締め付けられています。
交換の手順ですが、
ホイールを外し、ブレーキホース固定ブラケットのボルトを外します。

ブレーキキャリパー固定ボルトを外し、ブレーキキャリパーはS時フックなどで邪魔にならないところに吊るしておきます。
ブレーキキャリパーを吊るしたらブレーキローターを取り外します。
ブレーキローターは固着していなければ手前に引っ張るだけで外すことができます。
固着している場合は、ブレーキローターのサービスホールからボルトネジ込んで外します。

後は裏側から車速センサー固定ボルトを取り外し、ハブベアリング固定ボルト4本を取り外していきます。
この時はまだハブベアリング裏側の白いプラスチックカバーは取り外せないので無理に外そうとしないように注意です。
ハブベアリング固定ボルトは4本のうち3本は外すことができるのですが、1本だけコンプレッションロッドと干渉して外すことができません。
ハンドルをアウト側に切ってスペースを設けながら工具を入れて緩め、後はハブベアリングを抜きながらボルトを緩めていく感じです。
もしくはコンプレッションロッドをフリーにするなど、もっとやりやすい方法があるかもしれません。

今回は完全に外せないハブベアリング固定ボルトを1本残した状態でスライドハンマーをセットし、
ハブベアリングをナックルから引き抜きました。
私のZは雪道走行しているせいかハブベアリングとナックルが固着していたので、
10回程度スライドハンマーで衝撃を与えることでハブベアリングをナックルから分離することができました。
ハブベアリングを分離することができたら、ハブベアリングを手前に引き抜きつつ裏側のハブボルトを緩めて外すことで
完全に分離することができました。
文字で説明するのはなかなか難しいですが、やってみるとすぐに理解できると思います(σ・∀・)σ

ハブベアリングを抜き取るとこんな感じです。
白いカバーはハブベアリングと同じく、手前側に抜き取ることで外すことができます。
取り外して掃除をしておきました。

170,000キロ走行したハブベアリングと新品ハブベアリングの比較です。
若干ですが、形状が違うのがわかります。
部品が改良されていたりするのでしょうか?🤔
手で回してみると170,000キロ走行したハブベアリングはかなり重く抵抗がある感じでした。
新品ハブベアリングは軽く回ってくれるので、転がり抵抗が少なくなりそうなフィーリングです。

後は逆の手順で部品を組みつけていきます。
白いプラスチック製のカバーやブレーキのバックプレートを組み付け忘れないように注意が必要です。
ブレーキのバックプレートは裏表があるので、裏表を間違えないように組みつけます。
バックプレートの裏表を間違えて組みつけると、ブレーキローターと干渉して異音が発生するようです。

新しいハブベアリングを組み付けました。
新品はやっぱり気持ちが良いですね。
フロントハブの固定ボルトは78.5~98.1N・m[8.0~10kg・m]で締め付けます。
ハブの黒い部分には最近よく使っているAZの長期防錆オイルを塗っておきました。
これで綺麗さが長持ちするかな?
交換完了!

これでフロントハブベアリング交換完了です!
走ってみた感じは、すごくスムーズに転がってくれるようになったと思います。
ただ、個人的にはリアのハブベアリングを交換したときの方が感動が大きかったです。
フロントのハブベアリングはリアのハブベアリングほど劣化していなかったせいかもしれません。
とは言え、フロントのハブベアリングもゴリゴリ感は出ていたので、交換後は静かになりました。
下り坂などでクラッチを切ってニュートラルで滑走している時もより遠くまで転がってくれるようになったと思います。
静かにもなったし、転がり抵抗が減って燃費も良くなることでしょう。
これでまた気持ちよくドライブできそうです😄
コメントを残す