Zのドアが勝手に閉まるようになってきた
製造から18年、150,000キロ走行の僕のZは最近ドアが勝手に閉まるようになってきました。
これはどうやらドアのストッパーリンクと言う部品がヘタってきたために起こる症状のようです。
部品交換で直しても良いのですが部品の構造を知りたいと思い、ドアのストッパーリンクを分解して修理をしてみることにしました。
ストッパーリンクの外し方
ストッパーリンクはドアを開いた時に根元に見える所にあります。
10mmのボルトが3本で止まっています。
完全に取り外すためにはドアの内張を剥がし、スピーカーを外してスピーカーホールからストッパーリンクを外してやります。
ドアの内張りを取り外すためには、ドアノブ付近の化粧カバーを外したところにあるビスを外し、
パワーウインドウスイッチパネルはを内張り剥がしで外し、パワーウインドウパネルを外したところにあるビスも外します。
パワーウインドウのカプラー等を外した後内張のツメをドアから分離させて、ドアノブのワイヤーなどを取り外してやれば内張を外すことができます。
文章で書くと非常に難しいですが、一度やってみると簡単にできるようになります。
僕のZはところどころ内張のビスを省略しているので、特に簡単に外せるようになっています😚
内張を外せたらスピーカーも取り外し、スピーカーホールからドアのリンク部品を取り出します。
新品に交換する際の型番は
80430-CD000
左右共通とのことです。
R35用など、他社種のストッパーリンクを流用している方もいるようです。
R35用の方が部品代が安く済むみたいなので、試しに買ってみてもいいかも?😚
ストッパーリンクを分解、修理してみる
取り外したストッパーリンクを見てみると、黒い樹脂部分が傷だらけになっていました。
この部分に砂がついた状態でドアの開閉を行うと、この樹脂部分が傷つくようです。
洗車の時などにこのストッパーリンクの部分を拭き上げてやるだけで、この部品の寿命が変わってきそうだなと思いました。
ストッパーリンクの抵抗感を生みしている部品は、この金属部分の中にあります。
4箇所カシめられているので、カシメを起こして金属部分を取り外します。
カシメを取り外すと内部はこんな構造になっています。
中央には白い樹脂の部品が入っており、両サイドには黒いゴムが入っています。
白い樹脂部品を両サイドのゴムが押さえつけてドア開閉時の抵抗感を生み出している感じです。
白い樹脂部分はご覧のようにすり減っていました。
ドアのストッパーリンクは黒い樹脂部分だけではなく、内部の白い樹脂部分もこのように摩耗することで、
次第にドアの開閉時の節度感がなくなっていくのだと分かりました。
今回は、樹脂部分がすり減った分の厚みを持たせるために両サイドのゴムに新たにゴムを貼り付け、
ゴムの抵抗感をアップさせることでドア開閉時の抵抗感を取り戻す作戦です。
ゴムを貼り付けなくても、単純にプラスチック板などを挟んでもいいかもしれません。
ゴムを貼り付けたら元通り組み付けました。
根元の部分だとうまくはまらなかったので、真ん中のくびれがある部分で樹脂部分と厚みを増したゴムを入れました。
元通り組んで完了!少しはよくなった
後は元通り組み付けて作業完了です。
想像していたよりもずっと、ドアの開閉時の抵抗感や節度感が増しました。
しかし、黒い樹脂部分が摩耗していることや、内部の白い樹脂部分も摩耗して平らになっていることで、
いくらゴムの厚みを持たせてドア開閉時の抵抗感を増したとしても、新品のようにきちんと修理できるわけではないと感じました。
修理と言うよりは延命と言うような作業になりましたが、今回の作業を通じてドアのストッパーリングの構造を知ることができたので、収穫はあったかなと思います。
この状態でしばらく走ってまたドアの動きが気になるようであれば、その時はドアのストッパーリンクを交換します。
その際はR35用など他社種のストッパーリンクの流用にチャレンジしてみたいですね。
とりあえず、今回は楽しく作業ができたので、よしとします
いつも動画楽しく拝見しております。
ブログの内容に関係ないのですが、先日岡山ブルーラインを走ってみました。
きついコーナーも無くとても気持ちよく走れました!
猫達にも挨拶しておきました!