フェアレディZ33 1年経ってインプレッションと1年間でかかった経費について

Z33を購入してから1年が経った。

この1年間での走行距離は17,500km。

まずはこの1年の燃費の記録と、メンテナンス、法定費用と任意保険代にかかった維持費などを書いていく。

最高燃費は13,8km/L最低燃費は7,2km/L1年間の平均燃費は10,3km/Lであった。

使用したガソリンは約1,700L。

ハイオク1L130円とすると、約¥220,000-をガソリン代に計上したことになる。

高い・・・;

燃費の記録はこちらのページにまとめている。

フェアレディZ33の燃費に関する話

2016年5月15日
納車してから行ったメンテナンスと、メンテナンスにかかったおおよその費用は、
・デフマウントブッシュ交換 ¥65,000-
・オイル交換3回、オイルフィルター交換1回 ¥17,000-
・エアクリーナー交換 ¥2,000-
・タイヤ交換 ¥120,000-
メンテナンス合計金額 ¥204,000-
であった。

 

 
法定費用と任意保険代として
・車検代 ¥60,000-
・自動車税 ¥58,000-
・任意保険 ¥60,000-
法定費用・任意保険代合計 ¥178,000-
であった。
 
次に、フェアレディZという車について紹介する。
といっても、Wikipediaからの情報とyoutubeの動画を載せるだけだが・・・^^;
初代フェアレディZは、1969年にデビューした。
S30型と呼ばれる。
このS30型Zが出てくる漫画がある。
「湾岸ミッドナイト」だ。
 
S30型Zは、”アメリカ市場のニーズに適合したスポーツカーを作ろう”という計画の元開発が行われたようだ。
その時米国日産の社長であった片山豊さんは、フェアレディZ産みの親として知られている。
スタイリングは英国のジャガー・Eタイプのようなものを目指していたらしい。
片山豊さんは、ヨーロッパのスポーツカーのような車を目指しながらも、
当時アメリカでも値段の高かったスポーツカーを、
「若者から年寄りまで買えるような値段で出したい」
という想いがあったそうだ。それでいて、中身はひけをとらないような車で・・・。
ヨーロッパ車に似たスタイリングでありながら、廉価であったことから、
「プアマンズジャガー、プアマンズポルシェ」
などと呼ばれることもあった。
つまり、ジャガーやポルシェを買うお金のない人が購入する車、ということだ。
しかし、片山豊さんはインタビューでこのように言っている。
「かまわないじゃないか。人が何と言おうと自分が乗っている時にはポルシェ以上のものであり、ジャガー以上のものである」
と。
 
動画の7:25~から語れています。
 
高価なヨーロッパのスポーツカーにひけをとらない性能で、流麗なスタイリング、そして手が届く価格設定ということから、
アメリカで大ヒットを記録した初代S30型フェアレディZ。
このコンセプトは、以降のZにも受け継がれている。
その後、1978年に2台目となるS130型がデビュー(1978-1983年)
1983年にZ31型がデビュー(1983-1989年)
1989年にZ32型がデビュー(1989-2000年)
その後のZ33型は、実はデビュー自体も危ぶまれていた。
その理由としては、バブル景気の崩壊や、日産の経営悪化などの事情があった。
1999年にはカルロス・ゴーン氏が日産の社長に就任し、Z32は生産が終了になった。
カルロス・ゴーン氏が就任してからは大規模な社内改革が行われ、
採算の合わないであろうスポーツカーの開発も、一時は危ぶまれたが・・・。
カルロス・ゴーン氏はZの開発にGOサインを出した。
なんと、カルロス・ゴーン氏もかつて32型のZに乗っていた、Zファンだったのだ。
もちろん理由はそれだけではなく、
当時経営危機にあった日産の復活の象徴として、Zを復活させたのだ。
 
こうして5台目となるZ33型が2002年にデビュー(2002-2008)
2008年から、Z34型がデビューし今に至る。
 
Z33がデビューした時も、新しいスタイリングに高性能、そして手頃な価格だった。
2002年車のベースグレードの価格は税抜き300万円だった。
この性能にしては安いという世間の評価だった。
しかし、安くてもアルミのボンネットにカーボンのプロペラシャフトを採用するなど、
しっかりした作りになっている。
ただし、内装に関しては値段なりという印象を受ける。
また、ピュアスポーツではない。
GTカーの性質の方が強い。
ただし、土屋圭一氏はチューニングしてやればピュアスポーツにもなり得るとも言っている。
 
フェアレディZは、スポーツカーとしては中途半端だという意見もあるかもしれない。
それは、スカイラインやエルグランドにも搭載されているVQエンジンを積んでいたり、
プラットフォームがスカイラインと共通のものであったりと、
専用のものが少ないためだ。
例えばRX-7のようなロータリーターボだとか、S2000やNSXのようなVTECエンジンを積んでいるわけでもなく、
言うなれば日産車の汎用エンジンを積んだ車だ。
スポーツカーなのにどうして?
という意見も当然出てくるわけだが、
その理由は単純明快。
コストを抑えるためであろう。
バリバリのスポーツカーは、GT-Rがある。
だからフェアレディZはそこまでしない。
もしZでもそれをやってしまうと、200万円以上は高くなってしまうのではないか?
でもそれでは当初のコンセプトからは外れてしまう。
万人の手が届く範囲にあるスポーツカー。それがフェアレディZなのだ。
 
さて、ここからは私の個人的なインプレッションである。
納車した日に思ったことは、
「アメ車みたい」
・・・というものだった。
3,500ccのトルク、1,490kgある車体の重さ、そこそこの車体の大きさがありながら2シーターということで
車内の広さも十分。
そして、高級車やスーパーカーにも通ずるものがある80Lという燃料タンク容量。
それらから受けた印象を統合すると、アメ車みたいな車だということになった。
ただし、私はアメ車には乗ったことがない。
乗ったことがあるのは教習所で乗ったハーレーだけだ。
 
 
あとは、ドアを開けたところにあるエアコン吹き出し口がZになっていたり、
各所に3ドットデザインと呼ばれる、3つのドットがあしらわれていたり、
こういった遊び心も、日本車にはあまりない気がするなー。
と思った。
 
あとは、リアにタワーバーがあるので、車体寸法の割には荷物が乗らないし、載せにくい。
高さのあるものを載せるとリアハッチが閉まらなくなる。
納車するまでは、リアのトランク部分に寝られたりするのかな??
と考えていたが、それはかなり無理がある。
限られたスペースを有効活用するのが得意な日本車にあって、
このZ33というのは、スペースを有効活用しようという気が全くないのではないか?
とすら思える。
ドリンクホルダーも、いまいち使いづらい。
ドアポケットにあるドリンクホルダーは、ペットボトルには適しているが、
スタバで買ったような飲み物だと傾いて入らないし、
かといってシフトノブ後方にあるカップホルダーに入れると、シフト操作がやり難くなってしまう。
でもかっこいいからいいか!という感じだ。okok, no problem,
 
 
そうこうして1年が経った。
Zは今でも大のお気に入りだ。
走っていてZにすれ違うと嬉しくなる。
それはZ33に限らず、どの年代のZでもそうだ。
Zはいつの時代もかっこいい!







 



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