VDC完全カットスイッチの取り付け
いくらアクセルターンでVDCを完全にカットできるといっても、
サーキットに行くたびにアクセルターンを行うのは面倒なため、スイッチ一つでVDCを完全にカットできるようにしてみました。
VDC完全カットスイッチ制作の流れ
ここからは文章で説明していきます。
VDC完全カットスイッチを取り付けるにあたって、配線の加工を行う必要があるのですが、
その配線加工はセンターコンソールを外さないと作業が難しいため、センターコンソールを取り外します。
そのためにまず、シフトパネルを取り外します。
シフトパネルはシフトノブを外してからパネルを持ち上げて引っ張り、パネル裏の配線カプラーを外せばシフトパネルを取り外すことができます。
次に、センターコンソール前方についているビスを取り外します。
次はシートをずらすなどしてセンターコンソール横のビスを取り外します。
左右二箇所についています。
このビスを取り外すことでセンターコンソールが上に持ち上げることができるようになるので、
ビスを外し終えたら次の作業に進みます。
グレードや仕様によって違いがあるかもしれませんが、
センターコンソール裏側にカプラーがついている場合はカプラーを外します。
これで、センターコンソールが外せるようになります。
後はセンターコンソールを上に引き抜く形で取り外します。
この時にサイドブレーキが邪魔になるようなら、サイドブレーキの引きしろを大きくする方向に調整してサイドブレーキに角度をつけ、
センターコンソールを取り外しやすくしてやります。
サイドブレーキの調整方法についてはこちらをご覧ください。
センターコンソールを外したら上のような部品が見えると思います。
Z33の場合、この部品のグレーの配線を加工してやるという情報が多かったため、グレーの配線を加工しました。
そのままだと加工が難しかったため、配線の被服をはいでいます。
車種によって(スカイラインなど)配線の色が異なる可能性がありますので、よく確認してから作業してください。
私が行った作業としては、グレーの配線を切り、そこにギボシ端子を接続し、
配線をスイッチを取り付ける場所まで伸ばします。
スイッチの間には一つヒューズをかませておきました。
スイッチは既存のVDCボタンの横に取り付けたため、
配線はシフトノブの横とニーパッド裏を通してやりました。
あとは、スイッチの加工です。
既存のVDCオフボタンの横に空いているスイッチフタがあったため、
それに穴を開けて加工しました。
このようになりました。
使用するスイッチによってこのへんの加工は異なります。
スイッチを取り付けます。
大きめのトグルスイッチを使用したため操作感は良好ですが、休憩時に足を伸ばしていると時々足が当たることがあります(^^;
スイッチ取り付け場所と、スイッチの形状はよく考えた方が良さそうです。
後日談になりますが、やはりスイッチが足に当たるのが気になったのでスイッチを目立たないところに移設しました。
VDC完全カットスイッチを作動させると、アクセルターンをした時と同じようにVDCが完全カットになります。
再びオンにしたい時は、スイッチを戻して一度キーオフにしてから再度エンジンをかけると元に戻ります。
これで、アクセルターンをすることなく簡単にVDCを完全カットすることができるようになりました。
サーキットに行かれる方には特におすすめです。
ベースグレードにはTCSだけついていて、VDCは存在していないという認識でよろしいのでしょうか?
ということはTCS装着車両は純正のスイッチで完全にオフできるということなのでしょうか?
たろうさんこんにちは。
おそらくですが、TCSのみ装着車両はTCSスイッチオフで完全オフ状態になると思います。
僕もやりたいので詳しく教えていただきたいです。
ヒューズの付け方と
スイッチの所にどのように配線を繋いだのか写真を見せて頂けると幸いです
てつさんこんにちは!
ヒューズとスイッチの配線の繋ぎ方ですが、配線にギボシ端子をかまして、
そのあとヒューズ、スイッチに繋いだような記憶があります。
でも僕の作業が100%正しいかは分からないので、
こうすればできます!という書き方をしないようにしているところがあります。
そのため写真の掲載はできませんが、たくさん調べてトライしてみてください!